ジョン・マイアング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
| ジョン・マイアング | |
|---|---|
.jpg/250px-John_Myung3_(H.I.).jpg) ドリーム・シアターとのライブ。2007年ベルリンにて。 |
|
| 基本情報 | |
| 出生名 | John Ro Myung |
| 出生日 | 1967年1月24日（41歳） |
| 出身地 |  アメリカ合衆国 イリノイ州シカゴ |
| ジャンル | プログレッシブ・メタル プログレッシブ・ロック |
| 担当楽器 | ベース・ギター チャップマン・スティック |
| 活動期間 | 1985年～現在 |
| 共同作業者 | ドリーム・シアター プラティパス ザ・ジェリー・ジャム エクスプローラーズ・クラブ ゴーディアン・ノット |
ジョン・マイアング（John Ro Myung、1967年1月24日～）はドリーム・シアターのベーシストである。
目次 |
[編集] 経歴
- イリノイ州シカゴに朝鮮系アメリカ人の子として生まれる。幼少期にニューヨークロングアイランドに引越し、現在に至る。5歳から15歳までヴァイオリンを弾いていたが、友人にバンド加入を勧められベースを始める。ハイスクールを卒業した後は、バークリー音楽院へと進学し、スクール時代からの友人であったジョン・ペトルーシ、音楽院で出会ったマイク・ポートノイ、バンド仲間であったケヴィン・ムーアとともにDream Theaterの前身となるMajestyを結成する。その後の活動はドリーム・シアターを参照されたし。
- Majesty以降、バンド活動初期にはフェンダー、アーニーボール、スペクターなどの4弦ベースを使用していたが、2ndアルバム『Images And Words』製作時を最後に多弦ベースへと移行。現在は希少価値も高いTung Bass6弦モデルを複数所有、メインベースとして弾きこなし、WingBassシリーズの名が広く知られる機会となった。その後は日本の楽器メーカーYAMAHAとエンドース契約を結び、現在までに2つの専用6弦モデルを発表、愛用していた。その後ミュージックマンとエンドース契約を結び、現在は同社のBongoシリーズの6弦バージョンを使用している。ベース以外にスティック（CHAPMAN STICK）奏者でもあり、4thアルバム『Falling Into Infinity』の中で使用している他、元CynicのベーシストSean Maloneのソロプロジェクトアルバム『GORDIAN KNOT』にゲストで参加している。
- ドリーム・シアターでの活動が中心的ではあるが、Platypus with Rod Morgenstein、Ty Tabor 、Jelly Jamなどの様々なプロジェクトに参加している。5thアルバム"Scenes from a memory"ワールドツアー終了後、東南アジア圏初のベースクリニックツアーを行なった。
- 1995年に結婚。夫人と1人の男児がいる。夫人もベーシストである。
[編集] プレイスタイル
- フィンガー・ピッキング、タッピング奏法、Hi-C弦を活用した多彩なハーモニクス奏法。
- 基本は3フィンガー・ピッキングで、ギターとの超高速ユニゾンからバラードまで何でも弾きこなす。速いフレーズや複雑な運指にも拘らず、スラップに近い音色を出す程強力にピッキングを行う。
- 要所要所で凝ったタッピングを見せ、そのフレーズは有名である。スタンリー・ジョーダン(Stanley Jordan)の影響が強いと言われる。
- 基本的に機材はシンプルに、アンプ直に近いものを好む。高速プレイが多くかなりのハードピッキングに対応するため、自身のYAMAHAベースは打ち負けない強度と、ポジション移動を素早く行えるよう各弦間を一般的な6弦ベースに比べて数mm狭めた仕様になっている。
[編集] 性格
- 物静かな性格。ポーカーフェイスである。
- 公の記録において発言する姿は少ない。特にメンバー全体でのインタビューなどでは2桁以上発言するのは非常に稀である。自身の教則ビデオ『プログレッシヴ・ベース・コンセプト』の中で解説諸々、喋っている姿がある意味で貴重な音源となっている。また、どうしても伝えたいことがあるときは延々と話し続けるそうであるがこちらを収録した音源などはない。
- ミュージシャンとして徹底した自己管理を行っている。早寝早起きし、取材広報等のサイドワークは午前中に行うため、上述の教則ビデオ収録は全て早朝と午前中にとの要望であった。そして午後～夕方を練習時間と決めている。バンドツアー時以外は、基本的にロングアイランドの家で家族と過ごすよう努めている。
- 日本国内で行われたベースクリニックにおいて、日課練習はウォーミングアップだけで数時間使う、ライブ前の習慣で腕立て伏せ100回やっていると話している。
[編集] その他
- ライブ時にはダイエットコーラをよく飲む。
- ベースの練習に多くの時間を費やし、学校の成績や長髪に関して父親と対立した事もある。
[編集] 外部リンク
- ドリーム・シアターの公式サイト：Dream Theater - The Official Site
