コルサント
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コルサント(Coruscant)とは、映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場する架空の惑星である。画像など
[編集] 概要
スター・ウォーズ世界の銀河系のほぼ中心に位置し、1000世代にわたって銀河の政治的中枢として栄えており、少なくともヤヴィンの戦いの10万年前には都市が築かれていたことが確認されている。銀河共和国および銀河帝国の首都惑星で、両極とメラナイ山脈を除くほとんどの土地が文明に覆われている。高さ1000mを超える超高層ビルが立ち並び、元老院ホールやジェダイ聖堂などがある。コルサントの公転軌道は太陽から離れているため、赤道付近を除くと人間が快適に生活する温度を保つことができない。そこで共和国政府は軌道上に巨大なミラーを設置し、収束させた太陽光を地表に反射させ、地上を暖めている。都市で消費される水もこれらのミラーで両極の氷を溶解させることによって作り出され、地上を走る網の目状のパイプラインによって惑星中に供給されている。人口は公式には50億人だが、最下層はスラム街になっており実際はそれ以上だと思われる。
旧共和国・帝国・新共和国時代を通して政治・経済の中心部で、帝国時代には「インペリアル・センター」と改名された。帝政時代にはパルパティーン皇帝の巨大な銅像が建てられていたが、エンドアの戦いによる帝国の崩壊後に民衆によって壊されている。なお、『スター・ウォーズ』世界における暦は、1年をコルサントの公転周期である368日と定めている。また、スター・ウォーズ世界の銀河系の首都的な意味合の惑星であるために座標も(0,0,0)に設定されている。
コルサントは銀河系で最も個体数の多い知覚種族、人間発祥の地であると多くの人間達に信じられている。しかしコルサントの地表は長い文明活動の結果現在の居住空間の数キロ下に存在しており、考古学的調査が実施不可能な為確定していない。
アイザック・アシモフのSF小説ファウンデーションシリーズに登場する銀河帝国首都トランターをモデルにしたと思われる。