キャバレー (ミュージカル)
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『キャバレー』(Cabaret )は、1966年にブロードウェイで初演されたミュージカル。ジョン・カンダー作曲、フレッド・エブ作詞、ハロルド・プリンス監督による。
[編集] 概要
『キャバレー』は、アメリカのクリストファー・イシャーウッドの短編集『ベルリン物語』を、イギリスの劇作家ジョン・ヴァン・ドゥルーテンが『私はカメラだ』という戯曲にしたものをベースにミュージカル化された。ナチスの支配が強まるベルリンで、場末のキャバレー「キットキャットクラブ」を舞台に、歌姫サラと作家志望のアメリカ人クリフとの恋と破局を描く。同年のトニー賞では最優秀ミュージカル賞、ミュージカル部門最優秀助演男優賞(ジョエル・グレイ)など九部門を受賞、2年10ヵ月のロングラン公演となった。
1993年にはロンドンのウエスト・エンドで若手演出家サム・メンデスによってリバイバル上演され、キットキャットクラブのホスト、エムシーを前面に押し出した大胆な演出が評判となった。
1998年3月にはブロードウェイで、かつて1970年代の終わりに存在した伝説的クラブ「Studio 54」をキャバレー風に改装して「キットキャットクラブ」とした斬新なスタイルの劇場でリバイバル公演がスタート、同年のトニー賞で最優秀リバイバルミュージカル賞、ミュージカル部門最優秀主演男優賞(アラン・カミング)など4部門を受賞、この成功をうけて5年10ヵ月のロングラン公演となった。
[編集] 映像化
詳細はキャバレー (1972年の映画)を参照
1972年にボブ・フォッシー監督で映画化された。舞台版とはエンディングが異なる。同年度のアカデミー賞ではサラ役のライザ・ミネリの主演女優賞、舞台版と同じエムシー役を演じたジョー・グレイの助演男優賞など8部門を受賞した。
[編集] 関連項目
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