ガービッジ
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ガービッジ(GARBAGE)は、アメリカ合衆国のロックバンドである。 シャーリー・マンソンがイギリス出身、他3人がアメリカ合衆国出身のため、二重国籍のバンドである。
ファーストアルバムからサードアルバムまでの累計セールスが1500万枚を超えるモンスター・バンドである。 シャーリー・マンソンのカリスマ的存在感とコケティッシュな魅力が特徴。 プロデューサー3人によるサウンドは完璧である。
バンド名は、サンプリング・ループ等を聞きながらメンバーがつぶやいた一言「ゴミ(GARBAGE)みたいだね」に由来する。
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[編集] メンバー
- シャーリー・マンソン(Shirley Manson) - ボーカル、ギター
- スティーブ・マーカー(Steve Marker) - ギター、ベース
- デューク・エリクソン(Duke Erikson) - ギター、ベース、キーボード
- ブッチ・ヴィグ(Butch Vig) - ドラム
[編集] 来歴
1994年、ニルヴァーナ等のプロデュースで知られるブッチ・ヴィグを中心にニューヨークで結成。
1995年、ファーストアルバム「G」でデビュー、全世界でのセールスは500万枚。(アメリカ合衆国、イギリスとオーストラリアでプラチナを獲得。)
1998年、セカンドアルバム「Version 2.0」をリリースし、ファーストアルバムを上回る600万枚を突破。ヨーロッパ各地のチャートで初登場1位を記録した。同年、フジロック・フェスティバルに出演。
2001年、サードアルバム「Beautiful Garbage」をリリース。
2003年、次のアルバムのレコーディングを開始するも、ブッチ・ヴィグ所有のレコーディング・スタジオに10トントラックが突っ込んだり、シャーリー・マンソンの声帯手術(嚢胞除去手術は成功)、ブッチ・ヴィグのA型肝炎感染等、数々のアクシデントに見舞われ、さらに創作に対する意見の不一致、各メンバーの環境の変化により解散の危機を迎える。
2005年、アルバム「Bleed Like Me」で復活したが、ワールドツアー初日にメンバー全員がインフルエンザに罹ってしまった。特にシャーリー・マンソンの症状がひどかったため、ツアー途中で残りの日程をキャンセルした。ツアー終了後、一時活動停止を宣言した。
2007年、ベストアルバム「Absolute Garbage」で活動再開。新作アルバムのレコーディングをはじめている。シャーリー・マンソンは、ソロ・アルバムを制作中である。
[編集] ディスコグラフィー
[編集] アルバム
- 「G」(1995年)
- 「Version 2.0」(1998年)
- 「Beautiful Garbage」(2001年)
- 「Bleed Like Me」(2005年)
- 「Absolute Garbage」(2007年)