ガダミス
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ガダミス旧市街 |
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ガダミス | |
(英名) | Old Town of Ghadamès |
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(仏名) | Ancienne ville de Ghadamès |
登録区分 | 文化遺産 |
登録基準 | 文化遺産(5) |
登録年 | 1986年 |
拡張年 | |
備考 | |
公式サイト | ユネスコ本部(英語) |
ガダミス (アラビア語: غدامس (Ġadāmis), リビア方言: ġdāməs) は、アルジェリアやチュニジアの国境にも近い、トリポリの約600km南西に位置するリビアのオアシス都市。
オアシスには7000人のトゥアレグが住む。町の中でも、古くからある壁に囲まれた区域は、ユネスコの世界遺産に登録されている。この区画には7つの氏族が住み、それぞれの縄張りを持っているが、祭りに使う共有地は設定されている。
1970年代に、政府は旧市街の外側に住宅地を作ったが、夏の間には、住民たちは避暑に優れている旧市街に戻って暮らしている。
ガダミスの記録は古代ローマ時代にしか遡れない。当時の名称はキュダムス (Cydamus) で、この時期には町には軍隊が駐留することがあった。ビザンティン帝国の介入によって住民がキリスト教に改宗した6世紀には、司教が町に住んでいた。しかし、7世紀にムスリムに制圧されると、住民はすぐさまイスラームに改宗した。
ガダミスは19世紀までサハラ交易において重要な役割を果たした。
[編集] 登録基準
この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。
- (5) 特に不可逆的な変化の中で存続が危ぶまれている、ある文化(または複数の文化)を代表する伝統的集落または土地利用の際立った例。
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文化遺産 | |
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