エバーマンシュタット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

紋章	地図 （郡の位置）
基本情報
連邦州:	バイエルン州
行政管区:	オーバーフランケン行政管区
郡:	フォルヒハイム郡
緯度経度:	北緯49度46分東経11度10分
標高:	海抜 292 m
面積:	49.97 km²
人口:	6,783 人（2006年12月31日現在）
人口密度:	136 人/km²
郵便番号:	91316 - 91320
市外局番:	09194
ナンバープレート:	FO
自治体コード:	09 4 74 121
市の構成:	14 市区
市庁舎の住所:	Franz-Dörrzapf-Straße 10 91320 Ebermannstadt
公式ウェブサイト:	www.ebermannstadt.de
市長:	フランツ・ヨーゼフ・クラウス (Franz Josef Kraus, CSU)
郡内の位置

エバーマンシュタット (Ebermannstadt)は、バイエルン州オーバーフランケン行政管区のフォルヒハイム郡に属する郡所属市で、エバーマンシュタット行政共同体の本部所在地。

目次 1 地理 1.1 位置 2 市区 3 歴史 3.1 年表 4 友好都市 5 文化と見所 5.1 建造物 5.2 レクリエーション 6 人物 6.1 出身者 7 外部リンク

[編集] 地理

[編集] 位置

この都市は、バイエルン州北部、ニュルンベルクの北約25km、バンベルクの南西約25kmに位置する。フレンキシェ・シュヴァイツ自然公園内ヴィーゼント川の渓谷沿い、標高292mから545mの町である。この都市は、フレンキシェ・シュヴァイツの『ふるさとの首都』を標榜し、またフレンキシェ・シュヴァイツへの『表門』をいち早く自任した。1972年までエバーマンシュタットは、エバーマンシュタット郡の郡庁所在地であり、ナンバープレートもEBSが割り振られていた。

[編集] 市区

ブライテンバッハ エバーマンシュタット ガッセルドルフ ニーダーミルスベルク リュッセンバッハ ノイゼス＝ポックシュタル ヴォールムーツヒュル ブッケンロイト

モガスト ヴォルケンシュタイン トスミューレ ブルクガイレンロイト ヴィンディシュガイレンロイト エシュリップ カンドルフ

[編集] 歴史

この集落は、981年に皇帝の村"villa Ebermarstad"と名付けられ、後に、シュリュッセルベルク領となった。1430年、この集落はフス教徒によって破壊された。1552年には第二次辺境伯戦争によって、三十年戦争ではスウェーデン軍によって、そして1796年にはフランス軍によって、その都度この村は、荒廃させられた。アルブレヒト・デューラーは、1515年にエバーマンシュタットに滞在し、その風景を油絵に描いている。

[編集] 年表

531年 テューリンゲン族による創設、Stätte eines Ebermar （イノシシのいる所）

981年 "Ebermarestad"として文献上初めて、言及される。エバーマンシュタットは、アシャッフェンブルクの聖ペテロ修道院の所有であった。

1200年 エバーマンシュタットは、シュリュッセルベルク領となる。

1323年 皇帝ルートヴィヒ4世により市場開催権をもつ市へ昇格。

1349年 シュリュッセルベルク領の分割。

1390年 エバーマンシュタットは、バンベルク司教座の所領となる。

1430年 フス教徒によるエバーマンシュタットの焼き討ち。

1469年 エバーマンシュタットに独自の教区が創設された。

1510年 ビール醸造権を巡り、プレッツフェルトとの間でビール戦争。

1552年-1553年 第二次辺境伯戦争。ブランデンブルク＝クルムバッハ辺境伯アルブレヒト・アルキビアデス軍により破壊される。

1633年 三十年戦争でスウェーデン軍に占拠される。

1756年-1763年 七年戦争でプロイセン軍駐留。

1796年-1815年 ナポレオン戦争によりフランス軍が駐留。

1803年 世俗化。エバーマンシュタットはバイエルン領となる。

1862年 エバーマンシュタット郡、創設。

1891年 鉄道フォルヒハイム – エバーマンシュタット線、開通。

1903年 発電所建設

1915年 ハイリゲンシュタットへの鉄道開通。

1922年 鉄道ガッセルドルフ – ムゲンドルフ線開通。（後にベーリンガースミューレまで延長）

1960年 ハイリゲンシュタットへの旅客輸送停止。

1970年 シャントネー （フランス）と友好都市提携。洪水。

1970年-1974年 ギムナジウム・フレンキシェ・シュヴァイツ開校

1976年 エバーマンシュタットとベーリンガースミューレまでの鉄道廃止。

1978年 エシュリップ、カンドルフ合併。エバーマンシュタット行政共同体創設。

1981年 『エバーマンシュタット千年祭』式典。ベーリンガースミューレへのムゼウムスバーン（博物館路線）活動計画開始。

[編集] 友好都市

• シャントネー （フランス、ヴァンデ県）

[編集] 文化と見所

[編集] 建造物

この都市の最も重要な宗教建築物は、マリア礼拝堂とネオ・ロマン様式のニコラウス教会である。マリアの泉（復活祭の泉の飾り付けが行われる）があるマルクト広場に面して古い木組み建築が建っている。この都市の象徴となる建物は、1606年にヴィーゼント川の橋に面して作られた水車である。この町の高台には、フォイエルシュタイン城がある。この建物は、フランケン地方の築城様式に則した建物であるが、1941年に建造されたものである。

マリア礼拝堂（手前）とニコラウス教会（画面奥の尖塔のある建物）

マルクト広場に面した木組み建築

エバーマンシュタットの象徴、水車

[編集] レクリエーション

エバーマンシュタットは、州内では有名な行楽地で、ローテンビュール地区には屋外プールやキャンプ場が、カンドルフ地区にはゴルフ場が、そしてフォイエルシュタイン地区にはスポーツ飛行場がある。

週末にはエバーマンシュタットから、ヴィーゼントタールを経由してベーリンガースミューレへ至るフレンキシェ・シュヴァイツ蒸気鉄道が運行している。

晴れた夜には、フォイエルシュタイン天文館で天体観測が行われる。周囲の集落から200mほど高い場所にある観測所から見上げるドイツの真っ暗な夜空は観測に最適である。

[編集] 人物

[編集] 出身者

• フリードリヒ・タイラー (1748 - 1826) 彫刻家
• ヨハン・ゲオルク・ラーナー (1772 – 1845) ウィーンで肉屋のマイスターとなり、ウィンナー・ソーセージを発明した。
• ミヒャエル・ミューラー (1953- ) ミヒャエル・ミューラー出版の創設者。

[編集] 外部リンク

• 市のホームページ （ドイツ語サイト）
• フレンキシェ・シュヴァイツのサイト内エバーマンシュタットのページ （ドイツ語サイト、フランス語、英語のページあり）
• フォイエルシュタイン天文館 （ドイツ語サイト）
• 紋章について （ドイツ語サイト）
• フレンキシェ・シュヴァイツ蒸気鉄道（ドイツ語および英語）