エアポート常磐
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エアポート常磐(えあぽーとじょうばん)とは、東日本旅客鉄道が上野~成田空港間を常磐線・成田線(我孫子線・空港支線)経由で運行する臨時快速列車である。
[編集] 概要
この臨時列車は、2007年12月29日~31日と2008年1月3日~6日の年末年始に初めて運行された。その際は上下2往復が運行され、大宮総合車両センター所属の183系6両編成を使用し、下り上野発成田空港行は全車指定席(運賃の他に指定席料金510円が必要)、上り成田空港発上野行は全車自由席(運賃のみ)という設定がなされた。ただ、愛称表示幕や方向幕への表記は行わず、特製のステッカーそれぞれの幕に貼付して運行していた。また、愛称表示ステッカーは青緑色の地で、右上に飛行機マークが表記されていた。
成田線区間が単線のため、上野~成田空港駅間の所要時間は他の成田空港連絡列車よりも所要時間で劣るものの、常磐線およびその連絡路線沿線から成田空港へ行く際の乗り換え回数の軽減、所要時間の短絡、都心~成田空港を結ぶ列車の中では、安価でクロスシートでのサービスが提供されていることがメリットといえる(後述)。
なお、上野~成田空港間は京成電鉄がスカイライナーおよび普通車特急を運行しており、競合する形となった。また、同じJR東日本が東京~成田空港間で成田エクスプレスや快速(「エアポート成田」という愛称がある)を総武快速線・成田線(本線・空港支線)経由で運行している。
2007年末に初めて運行された際、「エアポート常磐」と成田空港への鉄道アクセスに関するアンケートが車内で行われた。
2008年4月26日・27日・29日のゴールデンウィーク前半にも2往復運行された(成田は通過)。
[編集] 停車駅
上野駅 - 北千住駅 - 松戸駅 - 柏駅 - 我孫子駅 - 成田駅※ - 空港第2ビル駅 - 成田空港駅
[編集] 成田空港鉄道アクセスの比較
- エアポート常磐(上野駅)1時間29分(上り2・4号)/1時間42分(下り1号)/1時間57分(下り3号):1,790円(成田空港行)、1,280円(上野行)2往復/日。
- 成田エクスプレス(東京駅)49分~1時間10分:2,940円、1~2本/時
- エアポート成田(同上)1時間25分~1時間40分:1,280円、1本/時
- スカイライナー(京成上野駅)56分~1時間5分:1,920円、1~2本/時
- 京成本線特急(同上)1時間10分~20分:1,000円、3本/時