ノート:アルケン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
通りすがりですみませんが、反応を中心に、間違いと思われる箇所に手を入れました。また、現状の定義文では、ジエンやトリエンなどなどはアルケンではないのか、という印象を受けてしまうのですが、多分に慣用的なところがあると思いますので、加筆せずにノートでの指摘にとどめておきます。--スのG 2006年5月6日 (土) 18:57 (UTC)
- はじめまして、よろしくお願いします。ご指摘の件ですが、アルケンの語の定義は C=C 結合が1つのものであり、これが現在本項目の定義文および項目の主体となっています。一方、複数の C=C 結合を持つものはアルカジエン、アルカトリエン等、環状のものは環状アルケンと呼ばれ、それらを総称してオレフィンと呼ぶ、という説明を加えるべきである、ということでしょうか。Calvero 2006年5月6日 (土) 21:13 (UTC)
- こちらこそ、よろしくお引き回しください。さて、私の経験からのみ申し上げれば、立場の違いによって、アルケンの語の使い方に違いがあると思います。命名法の立場からは、二重結合の数に応じて、アルケン、アルカジエン、アルカトリエンなどの呼称を使い分ける必要があると思います。一方、有機合成屋は「二重結合を(一つに限らず二つ以上でも)有する炭化水素」の意味で「アルケン」「オレフィン」と言うことがあります。広義です。鎖状も環状も一緒くたで、一般式 CnH2n からはずれてもかまいません。複数の二重結合を有する化合物については、「ジエン」「トリエン」という言い方を使うこともあり、二重結合が一つであることを強調する場合は(あまりありませんが)、「モノエン」と言われれば、違和感がありません。ここにおいては「アルケン」「オレフィン」の語の定義に、厳密な線引きはありません。二重結合を含む炭化水素の総称として使われてしまっています。ほか、色々な辞典・事典や有機化学の教科書を改めて眺めてましても、語義の説明に割とばらつきがあるようで、面白いところです。他言語の Wikipedia で「alkene」を見ても微妙な点で違っていますね。有機化学の他の分野でどうなのかはよく分かりませんが、学会の発表などで他の先生方がどんな使い方をしているか、次からはもう少し気をつけてみたいと思います。 で、とりとめもなく書いてしまいましたが、現時点の私の意見としましては、「百科事典の記述としては今のままでいいでしょう」です。(百科事典を低くみているわけではございませんので、念のため。)それぞれの専門用語で色々な立場の違いによる語義の差を厳密かつ正確に取り込もうとすると、収拾がつかなくなるかもしれませんので。せいぜい、「ホゲホゲの総称としてこの呼称が用いられることもある」程度かな、と。2006年5月6日 (土) 18:57 (UTC)の私のコメントが、ややぶっきらぼうだったかと反省しております。乱文長文失礼しました。--スのG 2006年5月8日 (月) 16:47 (UTC) 微校正--スのG 2006年5月8日 (月) 17:32 (UTC)