アナバル川
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アナバル川 | |
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水系 | |
種別 | |
延長 | 939 km |
水源の標高 | -- m |
平均流量 | 498 m³/s |
流域面積 | 100,000 km² |
水源 | アナバル高原 |
河口(合流先) | ラプテフ海 |
流域 | ロシア |
アナバル川(Anabar、ロシア語: Анабар)はロシアのシベリア北部を流れる川。レナ川の西、タイミル半島の東に位置する。北極圏の300km北の高原に発し、サハ共和国の北西を流れて北極海(ラプテフ海の西端、タイミル半島の付け根のハタンガ湾)に注ぐ。中央シベリア高原の最高部を構成するプトラン山地に流域が広がっている。
年平均流水量はおよそ500立方m/秒で、年の大半は凍結しているが、氷が解ける初夏には流量は激しく増える。アナバル川流域より東では、空気が乾燥しすぎていたために最終氷期の間も氷河が形成されなかったとみられ、このためアナバル湾はロシアで一番東のフィヨルドと考えられている。アナバル川より東の河川ではレナ川のように、河口がフィヨルド由来の広い湾にならず、広大な三角州を形成している。
アナバル川流域はアフリカおよびオーストラリア以外ではもっとも大きなダイヤモンド鉱床の集中地域となっている。これらの鉱山によりソビエト連邦は世界最大のダイヤ生産国になり、ロシア連邦になってもこの地域の経済をダイヤが支えている。