あらかわ・そおべい
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あらかわ・そおべい(荒川惣兵衛、1898年 - 1995年)は、英語教師(終戦時に教壇を去る)で、市井の外来語研究者。名古屋在住だった。
[編集] 主な著作
- 「日本語となった英語」 1930年 自家版
- 約5千語。磐城中学校(旧制)教諭だった。
- 自家版の改訂。
- 約1万語。豊富な用例とその出典。岡倉賞受賞。
- 文庫サイズに収めるためか、活字は小さく、前書きも後書きもない。
- 本書の見出し語の多くが、現在では、注釈なしで国語辞典に立項されるほど日本語に溶け込んでおり、日本語が外来語を取り込む速度が如何に早いか再認識させてくれる。
- 原語が明示されているが、すでに中国を出自とする漢語を多く取り入れている。
- 冨山房版の改訂。
- 「ナゴヤベンじてん」1972年 自家版
- 「かくれたがいらいご : ヤマトコトバもはんぶんは漢語だった」1976年 和漢蘭英庵
- 「角川外来語辞典」 第二版 1977年 角川書店 ISBN 4040107020
- 約2万5千語。荒川氏の外来語研究の集大成。語釈は短く簡潔だが、大量の用例とその出典が明示されており、出現時期、意味の変化が歴然。歴史書、学術書から婦人雑誌、大衆週刊誌まで、幅広い用例採取。