TACA航空
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タカ航空(略称:TACA、西語:Transportes Aéreos CentroAmericanos、英語:Central American Air Transport)は、中米最大の航空会社。
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[編集] 概要
エルサルバドルの首都サンサルバドルのコマラパ国際空港を本拠地とする。タカ航空は、単一の航空会社ではなく、コスタリカ共和国のLACSA(LR)、グアテマラ共和国のAVIATECA(GU)、ペルーのTACA PERU(TA)と戦略的なアライアンス提携により、連合で運行されている。よってCRS上の2レターは別になるが、同じ航空会社の運行になっている。アライアンス開始当初は、GRUPO TACAと名乗っていたが、最近ではTACAというようになっている。コスタリカのLACSAのみ、TACAとは別個の単独運行を行っている。
中米諸国の他、アメリカ・カナダ・南米諸国の19カ国主要36都市に就航しているが、日本には乗り入れていない。
[編集] コードデータ
TACA航空
- IATA航空会社コード:TA
- ICAO航空会社コード:TAI
LACSA航空
- IATA航空会社コード:LR
- ICAO航空会社コード:LRC
AVIATECA航空
- IATA航空会社コード:GU
- ICAO航空会社コード:GUG
TACA PERU航空
- ICAO航空会社コード:TPU
[編集] 歴史
- 1931年
最初は一機のSTINSON single-motor機で運行を開始、その後TACA(Transportes Aéreos CentroAmericanos)は貨物会社として1938年に設立された。
- 1989年-1995年
グアテマラのAVIATECA、コスタリカのLACSA、ニカラグアのNICAとTACA航空は戦略的なアライアンス提携により、Grupo TACAの名で統合的な運行を行ってきた。これにより、TACAはラテンアメリカで最も効率的な運輸システムに変更する事ができた。
- 1998年
エアバスよりA319及びA320を購入して、機材の総入れ替えを行った。
- 2001年
中米にあるサンサルバドル、サンホセの2つのハブ空港と共に、南米路線を提供するTACA PERUの就航でリマにハブ空港が追加された。これにより、アメリカ大陸全土に対して広範囲のネットワークが構築できた。
- 2005年-2006年
A319、A320、同系機種のA321を含めた30機を導入予定。
[編集] フリークエント・フライヤー・プログラム
TACA航空では『DISTANCIA』(ディスタンシア)という独自のマイレージサービスを展開している。
2006年7月より、ユナイテッド航空のマイレージ・プラスにマイルを加算できるようになった。
[編集] ハブ空港
北中米路線のハブ空港(TACA航空): エルサルバドル共和国(Comalapa International Airport:SAL)
中南米路線のハブ空港(LACSA航空): コスタリカ共和国(Juan Santamaría International Airport:SJO)
南米のハブ空港(TACA PERU): ペルー共和国(Jorge Chávez International Airport:LIM)
[編集] 保有機材
種別 | 発注/引渡し/運行中 | 座席数 | ビジネス/エコ |
エアバスA319 | 13/11/8 | 120 | 12/108 |
エアバスA320 | 45/30/22 | 150 | 12/138 |
エアバスA321 | 5/3/3 | 194 | 12/182 |
[編集] 中米各国のグループ国内線航空会社
- AEROPERLAS(パナマ)
- INTER(グアテマラ)
- ISLEÑA(ホンジュラス)
- LA COSTEÑA(ニカラグア)
- SANSA(コスタリカ)
[編集] AEROMAN TACA
AEROMAN TACA(エルサルバドル)はTACAが持つ機材整備会社で自社の機材だけでなく、アメリカウエスト航空やジェットブルー航空などのA319やA320の整備を行なっている。