Microsoft Publisher
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Microsoft Publisher(マイクロソフト パブリッシャー)は、マイクロソフトがWindows向けに販売している簡易DTPソフトウェアである。Microsoft Officeの上位エディションにバンドルされ、単体でも販売されている。
[編集] 概要
Microsoft Wordのような論文やビジネス文書と言ったドキュメント重視の内容ではなく、デザイン性を重視する文書(名刺・チラシ・グリーティングカード・特殊形状の用紙など)を作成する場合に有効である。本来であればDTPのようなデザイン関係の文書はAdobe InDesignやCorelDRAW、Quark XPress等のプロユース向けの専用ソフトウェアを利用する必要があるが、Microsoft PublisherではMicrosoft WordやMicrosoft Excelの操作性で、手軽に凝った内容のドキュメントを制作できる。またコストが安くすむメリットも大きい。余談だが、Microsoft Office XP及びMicrosoft Office 2003より実装されている「作業ウィンドウ」とほぼ同一のシステムが、Publisherには古くから搭載されていた。
InDesignやIllustratorに慣れたユーザーからは、操作性において不満があり、業務用途には不向きであるが、いわゆるページ物の制作ではWordより優れた機能がそろっている。またフォントを「MS明朝」「MSゴシック」でなく、「平成明朝」「平成ゴシック」などに設定しておけば、PDF形式で出力して、やや不完全ではあるがIllustratorで編集することは可能である。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
|
---|
Access - Entourage - Excel - FrontPage - InfoPath - InterConnect(日本市場のみ) - OneNote - Outlook - PowerPoint - Project - Publisher - Visio - Word |