MFER
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MFER(Medical waveform Format Encoding Rule)とは、医用波形標準化記述規約。心電図、脳波、呼吸波形など医用波形を相互利用するために、日本の医療関係者・研究者・医療機器メーカーなどが中心メンバーであるMFER委員会が開発。2007年にISO規格となった。
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[編集] 医用波形フォーマットとしてのMFER
医療機器のデジタル化が進み、検査装置メーカが個々に定義してきたファイルフォーマットではデータの開示が困難であったり、表示、印刷に専用のソフトウエアが必要であったり、利便性が確保できていなかった。医用波形としては、HL7、DICOM、IEEE1073(ISO11073)などでも記述は可能だったが、利用範囲が限られていたり、複雑な仕様を実装しなければない。このため、より手軽に利用できる規約としてまとまられたのがMFERである。
手軽で安価に実装でき、またトラブルを防ぎ、検証を容易にするためには単純であるべきとの基本方針をもっている。医用波形にのみに特化し、患者情報の記述、メッセージ交換、データベース管理などはそれを得意とするシステムと容易に協調できることを前提にした。
国内ではMFER委員会が改版の作業を進めており、現在Part1ではVer1.05が公開されている。Part1は2007年9月18日にISO/TS 11073-92001:2007として発行された。
[編集] 沿革
2007年9月 ISO TS11073-92001:2007発行 2007年8月 ISO TS11073-92001に採用 2005年2月 ISO規格作業項目として承認 2004年11月ISO NWIP投票 2004年10月 CEN/TC215ウィーン協定でCEN規格とすることが決定 2004年9月 ISO/NP TS 11073-90201として規格とすることが決定 2004年5月 ISO/TC215総会へ報告 2004年4月 OpenECGへ報告(ベルリン) 2004年4月 医用波形記述規約(案)ver 1.02 2003年9月 CEN/TC251/WG IVへ報告 オーフス(デンマーク) 2003年9月 IEEE1073 Meetingへ報告 メンフィス(米国) 2002年8月 医用波形記述規約(案)ver 0.90