GUNPEY
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
GUNPEY(グンペイ)はゲームボーイの産みの親として知られるゲームクリエイター横井軍平が任天堂から独立した後に監修したアクションパズルゲームである。これが横井の遺作となったため、「軍平」の名をゲームのタイトルとした。
1999年にワンダースワンのローンチタイトルとして発売され、お手軽ながらも中毒性のある内容から同ハードを代表するパズルゲームとされている。
目次 |
[編集] ルール
下から徐々にせり上がってくる「/」、「\」、「∧」、「∨」からなるパネルを上下を入れ替えて移動し、フィールドの左右の壁をラインでつなぐとラインを構成するパネルが消滅する。せり上がるパネルがフィールドの上端まで達するとゲームオーバーとなる。
パネルの消滅処理がされる際にはゲームの進行が一時停止するがその間もパネルを移動することが可能であり、パネルを「あとづけ」してより多くのパネルを消去することが可能。これは横井が任天堂時代に開発に参加した『パネルでポン』の「アクティブ連鎖」(消去処理中にパネルを移動して連鎖数を増やすシステム)の発展形といえる。
[編集] バリエーション
- GUNPEY
- ワンダースワン用ソフトとして1999年3月4日にコトより発売。「販売20万本突破記念パック」としてワンダースワン本体との同梱版も発売された。
- たれぱんだのぐんぺい
- ワンダースワン用ソフトとして1999年12月9日にバンダイより発売。
- 発売当時人気のあったたれぱんだを使用したキャラクターゲーム。たれぱんだ版のワンダースワン本体との同梱版も発売された。
- GUNPEY
- プレイステーション用ソフトとして1999年12月16日にバンダイより発売。
- 唯一の据置ゲーム機用。
- GUNPEY EX
- ワンダースワンカラー用ソフトとして2000年12月9日にバンダイより発売。
- ラインに色が付いており、同じ色のパネルでラインを構成するとボーナス得点となる。
[編集] GUNPEY-R
下記の2作品は、Q ENTERTAINMENTが開発した。
- 音をつなごう!グンペイりば~す
- ニンテンドーDS用として2006年10月19日に発売。
- タッチペンによる直接的なパネルの移動や、2画面を切り替えて同時にプレイするモードなどDSの機能を活かした新モードが多数追加されている。また、タイトルの通り音楽ゲームとしての要素も追加された。
- 登場するキャラクターは、ワンダースワン版及びプレイステーション版に登場していたキャラクターがモチーフ。
- GUNPEY-R(グンペイ リバース)
- プレイステーション・ポータブル用として2007年1月11日に発売。
- 移り変わる音楽とスキンをバックにグンペイをプレイする。スキンはムービーやレイヤーアニメで表現され、操作音や消した際の音などが直接バックの音楽にリンクする。また、その音はスキン変更と共に様々な変化を遂げる。つまりは、グンペイのシステムで同社開発のルミネスをプレイしている感覚に近い。ダブルスキンやグンペイ10×10などの新モードも追加されている。海外で先行販売され、高評価を得た。