5W1H
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
5W1Hは、一番重要なことを先頭にもってくるニュース記事を書くときの慣行である。要するに、読者はまず事実を、それから些末な逸話を読みたがるということである。
ニュース記事の最初の段落はリードと呼ばれる。ニューススタイルの規則では、リードには以下の「5W」の多くを含むべきとされている。すなわち、
- Who(誰が) What(何を) When(いつ) Where(どこで) Why(どうして)したのか。
日本においては、「5W」にさらに下記の「1H」を含む「5W1H」であるべきであるとされる。
- How(どのように)
ただし「5W1H」という用語は日本独自のものであり、欧米ではふつう使われない。
ほとんどのリードは、これらすべてを備えているわけではない。全て含むと、かえってつまらない感じがするかもしれない。書ききれなかった分は次の段落に書いても問題はない。
このあと新聞記事は他の必要な情報に入っていく。正確にはどんな発言があったのか、何が行われたのか、関係者は他に誰か、といったことである。最後には、肝要ではない情報が来る。この書き方のおかげで、編集者が入稿ぎりぎりに紙面の辻褄を合わせるとき、記事を切りつめることができるようにもなっている。