2S3アカーツィヤ 152mm自走榴弾砲
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2S3アカーツィヤ 152mm 自走榴弾砲 |
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性能諸元 | |
全長 | 8.40 m |
車体長 | m |
全幅 | 3.25 m |
全高 | 3.05 m |
重量 | 27.5 t |
懸架方式 | |
速度 | 60 km/h |
行動距離 | 500 km |
主砲 | 2A33榴弾砲(34口径152mm)×1 |
副武装 | 7.62mm機関銃PKT×1 |
装甲 | mm |
エンジン | V-59 4ストロークV型12気筒 液冷ディーゼル 520 馬力/2000 rpm |
乗員 | 4 名 |
2S3アカーツィヤ 152mm自走榴弾砲(軍名称 SO-152)は、ソビエト連邦の自走砲である。なお本車と2S1がソ連軍初の本格的な自走榴弾砲である。
[編集] 概要
2S3アカーツィヤ(アカシア)は1950年代に開発が開始され、1971年に配備が開始された。
車体はウラル運輸車両工場で共通シャーシとして計画されたもので、採用しているのは2K11クルーグ(NATOコード SA-4ガネフ)の自走発射機2P24と2S5 自走カノン砲などである。車内配置は車体前部右にエンジン、左側に操縦席、後部に砲塔及び戦闘室となっている。
搭載砲はD-20榴弾砲(25口径152mm)を車載用に改造した2A33榴弾砲(34口径152mm)で車体後部に設置された360度旋回可能な密閉式砲塔に搭載している。最大射程は17.3km(OF-546 高性能榴弾の場合)、RAP(ロケットアシスト弾)を使用した場合24kmになる。 車内には砲弾が46発搭載されている。装填には補助装置が搭載されている。発射速度は毎分3発、継続の場合は毎分1発ほどになる。徹甲弾や成形炸薬弾が用意されていて、限定的にだが直接戦闘も行う事が出来る。
1975年に改良型として2S3Mが開発された。自動装填装置の搭載やエンジン関係の改良が行われている。
2S3は本国以外でも旧東側諸国などで現役である。後継車種として2S19が開発された。
[編集] 関連項目
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戦車 | IS-3 · IS-4 · T-10 · T-44 · T-54 · T-55 · T-62 · T-64 · T-72 · T-80 · T-80U · T-90 · チョールヌィイ・オリョール · T-95 |
水陸両用戦車・ミサイル戦車 | PT-76 · IT-1ドラコーン |
自走砲 | 2S1グヴォズジーカ · 2S3アカーツィヤ · 2S4チュリパン · 2S5ギアツィント · 2S7ピオン · 2S19ムスタ-S · 2S31ヴェーナ |
自走式ロケットランチャー | BM-14 · BM-21グラード · BM-24 · BM-25 · BM-27ウラガン · BM-30スメルチ · TOS-1 |
自走式対空砲 | ZSU-57-2 · ZSU-23-4シルカ · 2S6/2K22ツングースカ |
装甲偵察車両 | BRDM-1 · BRDM-2 |
歩兵戦闘車 | BMP-1 · BMP-2 · BMP-3 · BTR-T · BMP-T |
装甲兵員輸送車 | BTR-152 · BTR-40 · BTR-50 · BTR-60 · BTR-70 · BTR-80 · BTR-90 · BTR-D · MT-LB |
地対地ミサイル車両 | フロッグ-7 · 9K79トーチカ(SS-21) · R-400オカー(SS-23) · イスカンダル(SS-26) |
地対空ミサイル車両 | 2K11クルーグ(SA-4ガネフ) · 9K33オサー(SA-8ゲッコー) · 9K31ストレラ1(SA-9ガスキン) · 9K37ブーク(SA-11ギャドフライ) · 9K35ストレラ10(SA-13ゴーファー) · 2K12クープ(SA-6ゲインフル) · 9K330トール(SA-15ゴーントリト) · S-300(SA-10グランブル) · Pantsyr-S1 · 9K37ブークM1-2(SA-17グリズリー) |
空挺戦車(ロシア空挺軍) | ASU-57 · ASU-85 · 2S9ノーナ-S · 2S23ノーナ-SVK · 2S25スプルート-SD · BMD-1 · BMD-2 · BMD-3 · BMD-4 |
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