鼠径リンパ肉芽腫
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鼠径リンパ肉芽腫（そけいりんぱにくげしゅ、Lymphogranuloma urethritis）とは、クラミジア・トラコマチスによって発生する感染症、性病。第四性病とも呼ばれる。
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[編集] 原因
クラミジアの1種であるクラミジア・トラコマチス(CT)の感染によって発生する。鼠径リンパ肉芽腫を引き起こすのは、CTのうちのL型のみである。
[編集] 症状
外陰部の丘疹がびらん・潰瘍化する。びらん発生後1～2週間ほど経過すると、発熱、頭痛、発疹等が認められるようになる。その他、鼠径リンパ節に有痛性の腫脹を認める。
[編集] 診断
性行為歴の問診、分泌物からのクラミジア抗原の検出、遺伝子検出、血清抗体価の検査など。
[編集] 治療
テトラサイクリン系、マクロライド系、ニューキノロン系の抗生物質を投与する。
[編集] 日本の現状
かつては性病防止法に挙げられていた（梅毒・淋病・軟性下疳に続く性病という意味で第四性病という名が付いた）ほど多発していた性行為感染症の1種であったが、現在では極めてまれな疾患となっている。国内で感染することはまず無いと考えてよく、ほとんどが海外（特に発展途上国）で感染する輸入感染症である。
