高良留美子
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高良 留美子(こうら るみこ、1932年12月16日 - )は、詩人、女性史研究者。
高良武久、高良とみの娘として東京に生まれる。東京藝術大学美術学部、慶應義塾大学法学部中退。竹内泰宏と結婚。1962年、詩集『場所』でH氏賞受賞。1988年、詩集『仮面の声』により現代詩人賞、2000年、詩集『風の夜』で丸山豊記念現代詩賞を受賞。詩のみならず評論でも活躍、『高良留美子の思想世界』全6巻があり、岩見照代と「女性のみた近代」を編纂、また両親の著作も編集している。
[編集] 著書
- 詩集 生徒と鳥 ユリイカ, 1958
- 詩集 場所 思潮社、1962
- 物の言葉 詩の行為と夢 せりか書房, 1968
- 高良留美子詩集 思潮社, 1971 (現代詩文庫)
- 文学と無限なもの 筑摩書房, 1972
- 恋人たち 山梨シルクセンター出版部, 1973
- 高群逸枝とボーヴォワール 亜紀書房, 1976
- しらかしの森 土曜美術社, 1981 (現代詩選書)
- アジア・アフリカ文学入門 オリジン出版センター, 1983
- 女の選択 生む・育てる・働く 労働教育センター, 1984
- 仮面の声 土曜美術社, 1987
- 時の迷路・海は問いかける オリジン出版センター, 1988
- 発つ時はいま 連作長篇 彩流社, 1988
- 高良留美子詩集 土曜美術社, 1989
- 高良留美子の思想世界 自選評論集 1-6 お茶の水書房, 1992-93
- いじめの銀世界 彩流社, 1992
- 風の夜 思潮社, 1999
- 神々の詩 毎日新聞社, 1999
- 百年の跫音 御茶の水書房, 2004
- 崖下の道 思潮社, 2006
[編集] 翻訳
- 太陽と生の荒廃から アフリカ共同体の詩と文学 マジシ・クネーネ 竹内泰宏共編訳 アンヴィエル, 1980
- アジア・アフリカ詩集 土曜美術社, 1982 (世界現代詩文庫)
[編集] 編纂
- 高良武久詩集 思潮社, 1999
- アンソロジー戦時下の女たち ゆまに書房, 2001 (女性のみた近代)
- 高良とみの生と著作 全8巻 ドメス出版, 2002
- 世界的にのびやかに 高良とみの行動的生涯 写真集 ドメス出版, 2003
- 岡本かの子いのちの回帰 翰林書房, 2004
- アンソロジー女の生活 ゆまに書房, 2005 (女性のみた近代)