関東ローム層
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関東ローム層(かんとう - そう、Kanto loam formation)とは、日本の関東地方をおおっている第四紀に堆積した火山灰による地層である。主として八ヶ岳、浅間山、箱根、富士山の火山灰に由来する柔らかな赤褐色の地層で、その色から俗に「赤土(あかつち)」とも呼ばれる。
上位から下位に向かって、立川ローム、武蔵野ローム、下末吉ローム、 多摩ロームに分けられており、各層の厚さはほぼ1~10m前後である。立川ロームは3万年前以降に、武蔵野ロームは5万年前以降に、下末吉ロームは約12万年前以降に生成したと考えられている。