酸化銀(I,III)
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酸化銀(I,III) | |
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IUPAC名 | 酸化銀(I,III) |
別名 | 亜酸化銀、酸化銀(II)、過酸化銀 |
組成式 | AgO |
式量 | 123.867 g/mol |
形状 | 灰色粉末 |
結晶構造 | |
CAS登録番号 | [1301-96-8] |
密度と相 | 7.44 g/cm3, 固体 |
水への溶解度 | g/100 mL ( °C) |
融点 | <100 °C(分解) |
沸点 | °C |
出典 |
酸化銀(I,III)(さんかぎん(I,III)、Silver(I,III) oxide)は、酸化銀-亜鉛アルカリマンガン乾電池の製造段階で使われる無機化合物である。組成式は AgO であり、銀の酸化数は +II であると予想される。しかし、反磁性とX線回折の実験結果を見ると組成式はAgIAgIIIO2の方が適している[1]。
過酸化銀とも呼ばれるが、過酸化物イオン(O22-)は持たない。
[編集] 脚注
- ^ Greenwood, N. N.; Earnshaw, A. (1997). Chemistry of the Elements, 2nd Edition, Oxford:Butterworth-Heinemann. ISBN 0-7506-3365-4. p. 1181.