藤原為信
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藤原為信(ふじわらのためのぶ、生没年不詳)は、平安時代中期の官人。藤原北家長良流で、従三位参議藤原清経(長良の6男)の後裔。中納言藤原文範の次男。母は越前守藤原正茂女。備中守藤原為雅の同母弟。子に筑前守藤原理明・康延・藤原為時室(紫式部の母)らがいた。紫式部の外祖父にあたる。
康保2年(965年)蔵人所雑色より、村上天皇の六位蔵人に補任される。その後、越前守・右近衛少将・右馬頭・摂津守・常陸介などを歴任し、極位は正四位下(従四位上とも)だった。永延元年(987年)1月13日に出家(『小右記』より)したが、その後の消息は不明である。