第25回ゴールデンラズベリー賞
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第25回ゴールデンラズベリー賞は、第77回アカデミー賞授賞式前日の2005年2月26日に発表・授賞式が行われた。授賞式はハリウッドのIvar Theatreで行われ、会場のレンタル料は第24回ゴールデンラズベリー賞でベン・アフレックに贈られたトロフィーから捻出された[1]。
本年は、ゴールデンラズベリー賞創設25周年を記念して「25周年特別最低部門」を特設。これまで何度も候補に挙がりながら受賞を逃してきた人物を表彰する「25周年最低落選賞」や、「25周年最低ドラマ賞」、「25周年最低コメディ賞」、「25周年最低ミュージカル賞」の4部門が設けられた。
また『キャットウーマン』に主演したハル・ベリーと、脚本のマイケル・フェリスが出席。ハル・ベリーは受賞のスピーチで涙ぐみながら「夢じゃないの！？信じられない！」と登場するところからスピーチの内容まで、自身がオスカー主演女優賞を受賞した際のスピーチ[2]をセルフパロディで演じ切った。映画を酷評した評論家たちに対しては、持参していたオスカー像を高々と突き上げて「奪えるものなら、やってみなさい。ここには私の名前が入っているのよ」と言ってのけ、また、母から教えられた「よき敗者になれない人は、よき勝者にもなれないわ」との言葉も引用し、出席者たちから大喝采がおくられた[3]。
目次 |
[編集] 受賞と候補の一覧
※太字が受賞作品、それ以外は候補作品。
[編集] 最低作品賞
- アレキサンダー（ワーナー・ブラザーズ）
- キャットウーマン（ワーナー・ブラザーズ）
- SuperBabies: Baby Geniuses 2（トライアンフ・フィルム）
- 恋のクリスマス大作戦（ドリームワークス）
- 最凶女装計画（コロンビア映画/レヴォリューション･スタジオ）
[編集] 最低主演男優賞
- ヴィン・ディーゼル（リディック）
- ジョージ・W・ブッシュ（華氏911）
- ベン・アフレック（世界で一番パパが好き!、恋のクリスマス大作戦）
- コリン・ファレル（アレキサンダー）
- ベン・スティラー（ポリー my love、俺たちニュースキャスター、ドッジボール、隣のリッチマン、スタスキー&ハッチ）
[編集] 最低主演女優賞
- ヒラリー・ダフ（シンデレラ・ストーリー）
- ハル・ベリー（キャットウーマン）
- アンジェリーナ・ジョリー（アレキサンダー、テイキング・ライブス）
- メアリー=ケイト & アシュレー・オルセン（ニューヨーク・ミニット）
- ショーン & マーロン・ウェイアンズ<ウェイアンズ"姉妹">（最凶女装計画）
[編集] 最低助演男優賞
- ヴァル・キルマー（アレキサンダー）
- アーノルド・シュワルツェネッガー（80デイズ）
- ドナルド・ラムズフェルド（華氏911）
- ジョン・ヴォイト（SuperBabies: Baby Geniuses 2）
- ランベール・ウィルソン（キャットウーマン）
[編集] 最低助演女優賞
- カルメン・エレクトラ（スタスキー&ハッチ）
- ジェニファー・ロペス（世界で一番パパが好き!）
- コンドリーザ・ライス（華氏911）
- ブリトニー・スピアーズ（華氏911）
- シャロン・ストーン（キャットウーマン）
[編集] 最低スクリーンカップル賞
- ベン・アフレック & ジェニファー・ロペスもしくはリヴ・タイラー（世界で一番パパが好き!）
- ハル・ベリー & ベンジャミン・ブラットもしくはシャロン・ストーン（キャットウーマン）
- ジョージ・W・ブッシュ & コンドリーザ・ライス、絵本『The Pet Goat』（華氏911）
- メアリー=ケイト & アシュレー・オルセン（ニューヨーク・ミニット）
- ショーン & マーロン・ウェイアンズ（最凶女装計画）
[編集] 最低監督賞
- ボブ・クラーク（SuperBabies: Baby Geniuses 2）
- レニー・ハーリンとポール・シュレイダーのどちらか（エクソシスト ビギニング）
- ピトフ（キャットウーマン）
- オリバー・ストーン（アレキサンダー）
- キーネン・アイヴォリー・ウェイアンズ（最凶女装計画）
[編集] 最低脚本賞
- アレキサンダー（オリバー・ストーン、クリストファー・カイル、レータ・カログリディス）
- キャットウーマン（テレサ・レベック、ジョン・ブランカート & マイケル・フェリス、ジョン・ロジャース）
- SuperBabies: Baby Geniuses 2（スティーブン・ポール、グレゴリー・ポッペン）
- 恋のクリスマス大作戦（デボラ・カプラン、ハリー・エルフォント、ジェフリー・ヴェンティミリア、ジョシュ・スターニン）
- 最凶女装計画（キーネン・アイヴォリー & ショーン & マーロン・ウェイアンズ、アンディ・マクエルフレッシュ、マイケル・アンソニー、スノーデン、ザビエル・クック）
[編集] 最低リメイク及び続編賞
- エイリアンVSプレデター（20世紀フォックス）
- アナコンダ2（スクリーン・ジェムズ）
- 80デイズ（ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ）
- エクソシスト ビギニング（ワーナー・ブラザーズ）
- スクービー・ドゥー2 モンスターパニック（ワーナー・ブラザーズ）
[編集] 25周年最低落選賞
- キム・ベイシンガー（合計6候補）
- アンジェリーナ・ジョリー（合計7候補）
- ライアン・オニール（合計6候補）
- キアヌ・リーブス（合計8候補）
- アーノルド・シュワルツェネッガー（合計9候補）
[編集] 25周年最低ドラマ賞
- バトルフィールド・アース（2000年）
- The Lonely Lady（1983年）
- 愛と憎しみの伝説（1981年）
- ショーガール（1995年）
- スウェプト・アウェイ（2002年）
[編集] 25周年最低コメディ賞
- プルート・ナッシュ（2002年）
- ハットしてキャット（2003年）
- フレディのワイセツな関係（2001年）
- ジーリ（2003年）
- Leonard Part 6（1987年）
[編集] 25周年最低ミュージカル賞
- ミュージック・ミュージック（1980年）
- アメリカン・スター（2003年）
- グリッター きらめきの向こうに（2001年）
- クラブ・ラインストーン 今夜は最高!（1984年）
- スパイス・ザ・ムービー（1998年）
- ザナドゥ（1980年）
[編集] 脚注
- ^ ベン・アフレックは、第24回ゴールデンラズベリー賞主演男優賞を受賞していたがトロフィーは受け取っておらず、「本当はトロフィーが欲しい」と公言。その後、念願叶ってラリー・キング・ライブの番組内で手渡されたが、実物を見てみると翻意して、その場でラリー・キングに譲ってしまったためオークションにかけられた。そして、その売り上げを費用に充てたと報道されている。And the worst movie of the year is ... - CNN.com （英語）
- ^ Halle Berry's emotional Oscar acceptance speech - YouTube （英語）
- ^ Berry gets worst actress Razzie - BBC NEWS | Entertainment （英語）
[編集] 関連項目
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