相貌心理学
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相貌心理学(そうぼうしんりがく Morphopsychologie ) は、1937年にフランスの小児精神科医であるルイ・コルマンによって創設された「顔によって人間性、性格、パーソナリティーなどを分析する」心理学の一分野。
相貌心理学は、質問紙を用い被験者に質問を行いその統計データに依って行われる心理テストや心理分析とは違い、各々の個人の顔と行動パターンといった客観データを用いて、その人物の性格特性を見立てることが大きな特徴。
フランス国内では1980年に「相貌心理学会(SFM)」が創設されており一般的な心理学の1つとして認知されている。また、フランス相貌心理学会には資格認定試験があり、その試験に合格するとカウンセラーとして活動することができる。現在、フランス国内では企業の人事や教育の場などで、この資格を持ったカウンセラーが活動をしている。
[編集] 関連書籍
- 『顔判断』須賀哲夫著/講談社刊
- 『相貌心理学序説』L.コルマン著/須賀哲夫・福田忠郎訳/北大路書房刊
- 『顔立ちから子どもを知る―ルイ・コルマンの相貌発達心理学』L.コルマン著/須賀恭子訳/北大路書房刊