炭酸水
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炭酸水(たんさんすい)とは、炭酸ガスを含む水のことをいう。ソーダ水・ソーダとも。泡を立たせ、飲み物を独特のものにするのが特徴。歴史的に最初のソーダ水は、レモネードに炭酸水素ナトリウムを加えた物だとされる。炭酸水素ナトリウムとクエン酸の化学反応によって炭酸ガスを作っていた。
最初の炭酸水製造に成功したのは1796年のジョセフ・プリーストリーである。彼は自然発生する沸騰を模倣することで、健康に役に立つと考えていた。
現在では炭酸水は炭酸ガスを加圧して作られる。この方法は可溶性を増加させる、つまり、自然界より多くのCO2を水の中に溶解させる。そしてボトルを開けるなどにより、圧力は少なくなり、ガスは特徴的な泡を作り、溶解が解かれる。
ちなみに日本ではソーダ水といった場合、メロンソーダを指すことがある。例えばソーダフロート(上にアイスクリームがのったもの)は、メロンソーダが使われる。