沙羅曼蛇 (OVA)
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『沙羅曼蛇』(さらまんだ)は1987年2月25日にスタジオぴえろにより制作されたOVA沙羅曼蛇シリーズの1作目。
内容はコナミより発売された同名ゲームソフト沙羅曼蛇の主にファミコン版をモチーフとした、オリジナルストーリーとなっている。
また一部のBGMには、ゲームのものをアレンジしたものが使われている。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] ストーリー
惑星ラティスで建設中の神殿から、ラティスの衛星軌道上にはるか昔から存在するモアイ型のスペースオベリスクと全く同型の石碑が発見される。
司祭ドロモはラティスの王子ロードブリティッシュに神殿建設中止を進言するが、王子は全く聞き入れず、事故により石碑を破壊してしまう。そしてそれに呼応しスペースオベリスクも突如消失。
途端にラティスを襲う天変地異、そして伝説にラティスを滅びに導くと記された遊星サラマンダがラティスに接近し始めた。
調査に向かったラティス軍はサラマンダ星に巣くっていたバクテリアン軍と交戦するが全滅。サラマンダ星はラティスの衛星軌道に入り瘴気を地上に振りまき、ラティスは滅亡の危機に瀕していた。
この危機に際し、ドロモは惑星グラディウスよりバクテリアンとの戦いでグラディウスを勝利に導いたステファニー、ダーン、エディを招聘するのだった。
ステファニー達の情報により、バクテリアン軍の詳細を知ったロードブリティッシュ王子は、攻撃命令を強行。結果攻撃軍は全滅してしまう。
かつてバクテリアンとの戦いで、サイバーブレインに改造された父を自らの手で破壊していたステファニーは、前線の兵士の気持ちを考えない王子を叱責する。
そんな中、エディがかつて王位継承争いで追放された惑星ラティスの元王族を父に持つ事が判明。グラディウスへ帰ってしまう。
サラマンダへ総攻撃が開始され、残った二人と自らサラマンダ星へ出撃する王子。サラマンダ軍の中枢にたどり着くが、火竜に阻まれてピンチに陥る3人を救ったのは駆けつけたエディであった。
父の為、父の愛した故郷の為と自分の命を犠牲にして火竜を倒すエディ。その隙に中枢を破壊する3人。サラマンダ星は消滅し、惑星ラティスは救われたのだった。
[編集] 主な登場キャラクター
- ステファニー(声優:日高のり子)
- グラディウス軍のパイロット。1年前バクテリアンとの戦いでグラディウスを勝利に導いた勇士の一人。勝気で口よりも手が先に出る性格。愛機はビックバイパー。
- ダーン(声優:辻谷耕史)
- グラディウス軍のパイロット。ステファニーやエディの良き理解者。
- エディ(声優:井上和彦)
- グラディウス軍のパイロット。幾分斜に構えた性格だが心根は熱い。
- ロードブリティッシュ王子(声優:鈴置洋孝)
- 惑星ラティスの王子。民や平和を愛し正義感も強いが、早くに両親を亡くしているせいか、傲慢なところがある。「そのように記録し、そのように行え」が決め台詞。愛機はロードブリティッシュ。
- 司祭ドロモ(声優:加藤精三)
- 惑星ラティスの司祭。ラティスの危機に勇士達をグラディウスより呼び寄せる。
[編集] 主なスタッフ
[編集] 豆知識
上記のゲームをノーコンティニューでクリアするとエンドロールにステファニーの原型と思われる人物が登場する。
[編集] 外部リンク
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