沖ノ島 (鹿児島県)
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沖ノ島 | |
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座標 | 北緯31度44分22秒 東経130度10分45秒 (灯台の位置) |
最高標高 | (三角点の標高)79.7m |
所在海域 | 東シナ海 |
所属国・地域 | 日本(鹿児島県) |
沖ノ島(おきのしま)は、鹿児島県いちき串木野市に属する東シナ海上の島である。薩摩沖ノ島と呼ばれることもある。
[編集] 概要
いちき串木野市の羽島崎南西約1kmに存在する。三角点があり79.7mの標高が記録されている。周囲約1.5km。無人島であり、周囲は険しい岩地となっている。
ほぼ頂上に薩摩沖ノ島灯台が設置されている。コンクリート製で1970年(昭和45年)3月25日に運用を開始した。第十管区海上保安本部串木野航路標識事務所が管理している。
島には30匹ほどのヤクシマザルが生息している。これは、かつて旧串木野市が観光目的で飼育を始めたが、子どもたちに棒で突っつかれて凶暴化したためにこの島に移されたものである。3ヶ月に1度、海上保安部の職員が灯台に点検に来る際に、市の予算でえさを持参して与えている[1]。
[編集] 脚注
- ^ 『サルに慰謝料半世紀 観光に失敗、島に放置 鹿児島』(2008年1月7日朝日新聞)
[編集] 外部リンク
- 国土地理院 地図閲覧サービス 荒川浜 北西 — 沖ノ島の範囲の地形図。
- 沖ノ島サルだより 第6回 — 串木野海上保安部が灯台の点検を兼ねてサルに給餌している様子を紹介している。
- 鹿児島県の灯台 - 薩摩沖ノ島 — 灯台の紹介サイトであるが、沖ノ島の写真が掲載されている。