水槽
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水槽(すいそう)は、液体(特に水)を貯蔵するための大型容器、設備である。飲料用水や防火用水を溜める水槽は、特に貯水槽と呼ばれる。
水生生物の飼育と鑑賞を目的としたものは全面、または一部が透明な素材が使用される。水族館などには客が生物の行動を観察できるよう、大型の水槽が設置されている。
透明な素材としてはアクリル樹脂やプラスチック、ガラスが用いられる。
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[編集] 世界最大の水槽
堀込水槽・野外水槽・プールの類を除く
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[編集] 国内で市販されている水槽
主に観賞魚を飼う目的で使用されるが。陸棲の動植物の飼育、理化学研究などにも使用されることがある。 スペース確保の面と観賞面から直方体が一般的であるが。曲面や球面を持つ変形水槽もある。
[編集] プラケース
プラスチック製のありふれた水槽であり、量産されたものが、日本各地のペットショップなどで売られている。主に魚、昆虫などを飼う目的で使用される。 一般的なものは、アクリル樹脂を用いた一体形成の透明な容器である。上部に、ストッパーが付きの籠状の蓋を持つ。その蓋には、プラスチック製の開閉可能な小窓が装備されている場合が多い。
[編集] 規格水槽
もっともありふれた水槽であり、量産されたものが、日本各地のペットショップなどで売られている。 ガラス製の物が多いが、アクリル製のものもある。多くは屋内での使用を前提に設計されている。 ※括弧内の数字は(幅×奥行き×高さ)である。
- 30cm規格水槽(30×18×24)
- 35センチ規格水槽(36×24×24)
- 45cm規格水槽(45×24×30)
- 60cm規格水槽(60×30×36)
- 90cm規格水槽(90×45×45)
- 120cm規格水槽(120×45×45)
- 180cm規格水槽(180×60×60)
日本では、60cm水槽を境に「大型」「小型」と分ける場合が多い。
[編集] 規格水槽以外の屋内用水槽
立方体のキューブ水槽と呼ばれるものもあり、そのサイズも多様である。30cm×30cm×30cmの様な立方体水槽の場合、30Cと表記される。らんちゅう水槽と呼ばれる背が低い水槽もあり、主にらんちゅうの飼育に用いられる。テーブルやデスクと一体になった水槽や、壁に埋め込む水槽などもある。曲面や台形の面を持つ変形水槽もある。これらは、一般的に量販店で市販されているものも多いが、特注で作るものもある。
[編集] 屋外水槽、簡易池
金魚やコイ、亀などの飼育、水生植物を栽培などに使用される。 FRPで出来たものや、コンクリートで出来たものがある。 無機質で何の装飾もない直方体のもの、自然の岩肌を真似たものなど、形や趣は様々ある。