校門
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校門(こうもん)とは、
- 文字通りには学校の門のことである。以下、この一般的な施設の一部としての門について述べる。
- また、その門を通ってその先にある学校を意味することも多い。
- 加えて、その学校で、私淑した恩師とその学派、学窓をいうことがある。孔門十哲、蕉門十哲
校門とは学校の入口にある門のことで、学校の正式な門である正門や、業者等の出入り口である通用門などがこれにあたる。校門の直近には校名が記された看板が掲げられていることが多く、この看板がある門を正門としている場合が多い。 施設への無断侵入を防ぐため、多くの場合、閂(かんぬき)もしくは錠前等が設置されている。ただし全ての学校が扉のある校門というわけではなく、学校のなかには入り口に門扉がなく元から施錠不可能なものもある。 大学や私立学校などには、校門や通用門付近に警備員用の詰所を設置し、構内に立ち入る者を監視するようにしている学校もある。
2001年の附属池田小事件に代表される不審者侵入事件をきっかけに、部外者の学校への立ち入りを厳しく制限したり、警備体制を強化するなどの方策を求める声が高まっている。そのため、校門を常時施錠したり、警察官や警備員を配置して監視するなどの措置を講ずる学校も見られる。これにより不審者の侵入はほぼ不可能になるが、業者や保護者の出入りまで制限されてしまい、業者や保護者と学校双方に不利益になっているという問題がある。