柔道整復師教員
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柔道整復師教員は、柔道整復師の養成施設(専修学校等)において柔道整復術の実技指導や学科を担当する。
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[編集] 認定資格
3年以上の実務経験を有した後、厚生労働大臣の指定する講習会を受講した者
[編集] 受講資格
全国柔道整復学校協会が実施する柔道整復師専科教員認定講習会受講試験に合格した者
[編集] 受講試験
講習会を受講する為に必要な試験で東日本会場と西日本会場に分かれて行われる。試験は四者択一のマークシート方式
[編集] 試験科目
- 柔道整復学(30問)
- 解剖学(10問)
- 関係法規(10問)
[編集] 講習会
東日本会場と西日本会場に分かれて行われる。
[編集] 講習科目
総数228時間行われる。
- 教職教育科目(総数68時間)
- 教育原理(24時間)
- 教育心理(24時間)
- 教育方法(12時間)
- 教育行政(8時間)
- 専門基礎科目(総数88時間)
- 人体構造と機能
- 解剖学・運動学(12時間)
- 生理学(8時間)
- 疾病と障害
- 病理学概論(4時間)
- 衛生学(2時間)
- 一般臨床医学(12時間)
- 外科学概論(8時間)
- 整形外科学(12時間)
- リハビリテーション医学(8時間)
- 保健医療福祉と柔道整復の理念
- 公衆衛生学(2時間)
- 医学史(4時間)
- 医事制度(12時間)
- 柔道(4時間)
- 専門科目(総数72時間)
- 柔道整復学(理論・実技)(64時間)
- 教育実習及び実技(8時間)
- 人体構造と機能
[編集] 取得
- 柔道整復師専科教員の名前で取得できる。
[編集] その後の進路
- 大部分は養成施設に就職、勤務して学生を指導するが、中には治療院に勤務又は開業し、外部講師、非常勤講師の形で指導を行う者もいる。