松郷 (所沢市)
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松郷(まつごう)は、埼玉県所沢市東部にある地名。正確には「所沢市大字松郷」である。かつては埼玉県入間郡松井村であった。
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[編集] 概要
国道463号が走っており、関越自動車道所沢インターチェンジから「松郷交差点」まで約10分である。また、武蔵野線東所沢駅から最も近い場所(所沢松郷工業団地)では徒歩で10分程度の場所にある。地域内を東川が流れている。現在、この地域を貫く形で埼玉県道126号所沢堀兼狭山線が建設中である。
[編集] 地域
[編集] 隣接する地区
[編集] 交通
[編集] 路線バス
[編集] 道路
[編集] 歴史
- 1889年(明治22年)上安松村、下安松村、下新井村、牛沼村が合併し松井村となる。
- 1943年(昭和18年)松井村が所沢町と合併、入間郡所沢町大字松郷となる。
- 1950年(昭和25年)所沢町が市制を施行、所沢市となる。
- 1986年(昭和61年)区画整理に伴う町名・地番変更で一部が「東所沢和田」になり分離。
[編集] 主な施設
- コロンビアインターナショナルスクール
[編集] 映画『となりのトトロ』との関係
1988年公開のアニメーション映画『となりのトトロ』(監督:宮崎駿)は、昭和30年(1955年)代初期頃の松郷が舞台とされており[1]、それは劇中の登場人物の台詞等からもうかがえる。映画の中ではこの時代の自然豊かな所として描かれている。現在の松郷は宅地化が進んだとはいえ、映画に描かれているほどではないが、まだ自然が残された所も多い。
映画の中ではこの松郷の他、隣接する牛沼の地名も現れる。電車の走っているシーンも描かれ、昭和30年代という時代設定から、恐らく西武池袋線がモデルであろうと推測される(国鉄(現:JR東日本)武蔵野線の開業は1973年のため)。
また、映画の中で、登場人物がこの松郷から「大人の足でも3時間かかる」距離にある「七国山病院」へ行くというシーンがあるが、この「七国山」は、東京都東村山市にある「八国山緑地」がモデルと推測され、松郷から直線距離にして約5kmほどの所にある。
2005年愛・地球博(EXPO 2005 AICHI,JAPAN)にて『となりのトトロ』の主人公が暮らす昭和30年代の家を再現した「サツキとメイの家」を愛・地球博終了後、誘致しようと各ゆかりある地が名乗りを上げた。所沢市への誘致も、社団法人所沢青年会議所により行われたが、結果として愛・地球博記念公園(愛称:モリコロパーク)にてそのまま公開されることとなる。
[編集] 脚注
- ^ スタジオジブリ『サツキとメイの家のつくり方』ぴあ、2005年。ISBN 4835615417
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