明治天皇と日露大戦争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
明治天皇と日露大戦争 | |
監督 | 渡辺邦男 |
---|---|
製作 | 大蔵貢 |
脚本 | 館岡謙之助 |
出演者 | 嵐寛寿郎、阿部九洲男、高田稔 |
音楽 | 鈴木静一 |
撮影 | 渡辺孝 |
配給 | 新東宝 |
公開 | 1957年4月29日 |
上映時間 | 113分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
allcinema | |
Variety Japan | |
『明治天皇と日露大戦争』 (めいじてんのうとにちろだいせんそう) は、1957年に公開された、新東宝制作の戦争映画。
近代の天皇を俳優(嵐寛寿郎)が演じることに対し「不謹慎ではないか」という批判も存在したが、公開されるや記録的な大ヒット映画となった。その結果、姉妹篇の『天皇・皇后と日清戦争』 (新東宝、1958) や『明治大帝と乃木将軍』 (新東宝、1959) の他、事実上その総集編である『明治大帝御一代記』 (大蔵映画、1964) まで作られた。ちなみに嵐寛寿郎は1960年には『皇室と戦争とわが民族』で神武天皇役も演じている。
批判を恐れず大胆な企画を実現させた点で、新東宝社長だった大蔵貢の代表作と見る向きも多い。
一見戦争賛美映画のようだが、よく見ると一つ一つの場面が昭和の政治や軍部への間接的な批判になっていることが判るとも言われている。
目次 |
[編集] あらすじ
日露戦争の開戦までのいきさつから日本海海戦までを、明治天皇の御製を織り込みながら描いた大スペクタクル。
[編集] スタッフ
[編集] キャスト
- 嵐寛寿郎 (明治天皇)
- 阿部九洲男 (伊藤博文)
- 高田稔 (山県有朋)
- 武村新 (松方正義)
- 藤田進 (井上馨)
- 岬洋二 (桂太郎首相)
- 江川宇礼雄 (山本権兵衛海相)
- 廣瀬恒美 (寺内正毅陸相)
- 原文雄 (小村寿太郎外相)
- 倉橋宏明 (曾禰荒助蔵相)
- 細川俊夫 (岡沢精侍従武官長)
- 信夫英一 (大山巌元帥・陸軍大将)
- 芝田新 (児玉源太郎陸軍大将)
- 林寛 (乃木希典陸軍大将)
- 田崎潤 (東郷平八郎海軍大将)
- 中村彰 (伊東祐亨海軍大将)
- 沼田曜一 (伊集院五郎海軍中将)
- 鳥羽陽之助 (上村彦之丞海軍中将)
- 小森敏 (片岡七郎海軍中将)
- 国創典 (大島久直陸軍中将)
- 広瀬康治 (長岡外史陸軍少将)
- 中山昭二 (伊地知幸介陸軍少将)
- 丹波哲郎 (島村速雄海軍少将)
- 天城竜太郎 (加藤友三郎海軍少将)
- 浪野幹雄 (瓜生外吉海軍少将)
- 明智十三郎 (秋山真之海軍大佐)
- 小笠原竜三郎 (藤井較一海軍大佐)
- 加藤章 (成川揆海軍大佐)
- 岡竜弘 (有馬良橘海軍中佐)
- 宇津井健 (広瀬武夫海軍少佐)
- 若山富三郎 (橘周太陸軍少佐)
- 江見渉 (山岡熊治陸軍少佐)
- 高島忠夫 (乃木保典陸軍歩兵少尉)
- 鮎川浩 (内田清一軍曹)
- 有馬新二 (杉野孫七一等兵)
- 御木本伸介 (近衛兵C)
- 勝新太郎 (砲兵3)
- 天知茂 (代議士)
- 横山運平 (老紳士)
- 龍崎一郎 (戸水寛人博士)
- 高松政雄 (小野塚喜平次博士)
- 三村恭二 (川上俊彦)
- サベル・ジャミール (アナトール・ミハイロビッチ・ステッセル)
- ジャック・アルテンバイ (ロジェストヴェンスキー)