戦略空母建御雷
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戦略空母建御雷(たけみかずち)は架空戦記『紺碧の艦隊』に登場する大型航空母艦である。 艦名の由来は日本神話に登場する建御雷からきている。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
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[編集] 特徴
前世の大型空母『信濃』の後世版であり、外観は信濃そのものである。ただ、前世で想定されていた中継基地としてではなく、当初は艦隊攻撃を想定して建造されたが、使用目的を航空機による対地攻撃に変更、また艦隊旗艦として通信・指揮設備を充実させている。
なお発艦は飛行甲板前部にある蒸気式カタパルト2基で行われる。
[編集] 諸元
- サイズ
- 飛行甲板
- 全長:256m
- 全幅:42m
- エレベーター4基
- 兵装
- 12.7cm連装高角砲:10基
- 25mm3連装機銃:19基
- 12cm19連装噴進砲:12基(対地攻撃可)
- マ式豆爆雷投射砲:10基
[編集] 第三次世界大戦
[編集] 第一次改装
第二次世界大戦終盤に独軍の攻撃で損傷を受けた後、休戦期間中に輸送艦能力を追加され中期までは戦車や兵員といった陸上兵力の輸送任務も行った。
[編集] 第二次改装
後世国際連合では戦後を考え、紛争地域へ平和維持軍を迅速に運ぶ方法を研究していた。そのため日本ではコンパクトな旅団を輸送する母艦を保有しようと考え、建御雷を改装してその役目につかせることにした。
二次改装後は九鬼特殊旅団の母艦として働いた。
[編集] OVAでの建御雷
スタイルは原作を踏襲しているが、サイズが変更され、飛行甲板はアングルド・デッキ化されている。また艦橋前後に10cm連装高角砲が設置され、両舷に設置された12.7cm高角砲の形状はMk18両用砲になっている。さらに内部には本国情報部に匹敵する高速電算機が搭載され、敵を欺瞞するための偽電文を作成することも可能である。しかし、終盤で独軍の飽和攻撃の前に沈没してしまう。
また、劇中では姉妹艦『建御名方(たけみなかた)』が登場し、この方が生き残っている。
- 全長:320m
- 全幅:75m
- 基準排水量:6万2000t