帝塚山中学校・高等学校
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帝塚山中学校・高等学校(てづかやまちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、奈良県奈良市にある、学校法人帝塚山学園が経営する私立中高一貫校。「男女併学」と呼称する男女別学制を採用しており、授業及び学級編成、教育課程は男女別、その他の活動は男女一緒に行うシステムが特徴。
一説には、「帝塚山=名門女子校」というイメージが影響しているのか、帝塚山中高では、男子生徒がやや肩身が狭いと言われる。実際、2006年度(平成18年度)用の高校生徒募集パンフレットの表紙は、全面に授業中の女子生徒の上半身が写され、右下隅に男子生徒の上半身写真がポツンと貼られているという代物だった。
「SELHi(スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール)」の文部科学省研究指定校である。
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[編集] 設置学科・コース
- 普通科
- 男子スーパー英数コース
- 男子英数コース
- 女子英数コース
- 女子総合コース
- 特進クラス
- 文理クラス
英数コースは、東京大学、京都大学を始めとする国公立大学を目指すコースである。総合コースは、特進クラスと文理クラスに分かれ、併設の帝塚山大学への内部進学も視野に、英数コースとは異なるカリキュラムが組まれている。また、同じ英数コースでも、男子英数コースと女子英数コースでは、カリキュラムが異なる。
[編集] 中学・高校入試
中高一貫校としての色彩が濃く、生徒のほとんどは中学校からの在籍である。
高校入試では、例年外部受験者を3コースとも若干名募集している。尚、中学入試・高校入試共に、英数コースで不合格でも、一定の成績があれば総合コースでの合格となる、いわゆる「回し合格」制度がある。
[編集] 卒業後の進路
偏差値的には奈良県内では、東大寺学園、西大和学園に次ぐ高校である。
県下では、国公立大学合格者数で見ると、智辯学園中学校・高等学校と並び、東大・京大合格者数は大きく差をつけられつつも、東大寺学園、西大和学園に次ぐ進学校である。
例年、東京大学、京都大学、大阪大学、神戸大学を始めとする国公立大学に合格者を出しており、私立ではいわゆる早慶上智(=早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学)、関関同立(=関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)などに多数の合格者を出している。
[編集] 沿革
- 1941年 旧制帝塚山中学校開校
- 1947年 新制帝塚山中学校開校
- 1948年 帝塚山高等学校開校
- 1983年 同高等学校に英数コース設置
[編集] 所在地・連絡先
〒632-0034 奈良県奈良市学園南三丁目1番3号
帝塚山中学校・高等学校事務室 TEL 0742-41-4685