岩崎考司
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岩崎考司(いわさき こうじ、男性、1979年10月9日-2007年2月21日)はゲームの原画家、イラストレーターである。新潟県出身。最終所属は株式会社クリアブルーコミュニケーションズのアダルトゲームブランドPurple software。独特のタッチによる暖かく優しげな絵柄にファンも多い。
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[編集] 経歴
新潟県内の高校を卒業後、東京のアニメ系専門学校に入学。卒業後の平成11(1999)年にニフティ・サーブで公開されたネットゲーム『Love letter』のメインイラストレーション、キャラクターデザインを担当した。
その後シーズウェアにグラフィッカーとして入社。F&Cに移り、RED-ZONEレーベルの『研究日誌』で原画を担当したが、体を壊して退社。ゲームソフト開発会社・ムーンエイジに所属し、WINTERS『ごめんなさい・・・アタシのせいで』、JANIS『誕生日 〜通い妻(自称)日記〜』の原画を経て、Purple software(以下「Purple」)の実質上の第一作『はっぴ〜ぶり〜でぃんぐ』の原画を担当することになる。この時彼の打ち出した方向性が、同社のその後のブランドカラーを決めたともいえる。またこの頃、集英社スーパーダッシュ文庫の『めぞん de ぎゃらくしい』シリーズの挿絵も手がけている。
平成15(2003)年にクリアブルーコミュニケーションズに入社。入社後の最初の仕事はPurple『夏色小町』のデバッグとグラフィックであった。その後原画家として『まじぷり -Wonder Cradle-』『あると』などの原画を担当した。
しかし平成19(2007)年2月21日、脳卒中のため急逝。享年27歳。
『コミックガム』2007年5月号にて追悼文と生前書き下ろした『一騎当千』のイラストがクリアブルーコミュニケーションズの協力の下掲載された。
[編集] 参加作品一覧
[編集] アダルトゲーム
- 『研究日誌』(フェアリーテールRED-ZONE)
- 『ごめんなさい・・・アタシのせいで』(WINTERS)
- 『はっぴ〜ぶり〜でぃんぐ』(Purple software)
- 『誕生日 〜通い妻(自称)日記〜』(JANIS)
- 『はぴぶりいまさらふぁんでぃすく』(Purple software)
- 『まじぷり -Wonder Cradle-』(Purple software)
- 『まじぷりファンディスク』(Purple software)
- 『あると』(Purple software)
- 『みはる -あるとアナザーストーリー-』(Purple software)
[編集] 一般ゲーム
- 『はっぴ〜ぶり〜でぃんぐ 〜Cheerful Party〜』(Princess Soft)
- 『はっぴ〜ぶり〜でぃんぐ』のPS2への移植作品。
[編集] ネットゲーム
- 『LoveLetter』(ニフティ・サーブ)
[編集] 挿絵
- 夢幻『めぞん de ぎゃらくしい』シリーズ(集英社刊、スーパーダッシュ文庫 )
[編集] 同人活動
『L-letter』(エル・レター)という同人サークルを主宰していた。生前最後の参加は2006年夏のコミックマーケット70であった。のちサークルメンバーのみやび編集による総集編が2008年のCOMIC1で発行された。
[編集] 参考文献等
- 『TECH GIAN』2004年6月号内インタビュー記事
- ムーンエイジホームページ