就学時健康診断
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就学時健康診断(しゅうがくじけんこうしんだん)とは、初等教育に就学する直前に行なわれる健康診断である。就学時健診、あるいは就健と略される。就学前年度の11月30日までに行なわれる。
就学時健診では、身体の疾患や、知的発達の度合いが検査される。健常児であれば小学校普通学級に就学するが、心身に障害がある児童の場合、盲学校・聾学校・養護学校あるいは小学校特別支援学級に就学指導される場合が多い。なお、健診以前にも6、7月ごろから障害のある児童を対象とした就学先学校を決定するための就学相談が行なわれている。健診後、1月31日までに、就学先学校が各家庭に通知される。公立に進学する健常児は市町村、特別支援学校に進学する児童は都道府県の教育委員会が管轄する。
就学時健診制度が始まったのは1958年である。
近年、特に知能検査の実施について是非が問われている。就学時健診では、知能検査を実施し、知的障害の有無を調べ、特別支援教育の必要性を判断する。知能検査#就学時検査、知能指数#就学時健診も参照。
自治体には、就学時健診を実施する義務がある一方で、受診には義務はないとされる。この点について、自治体の説明不足が目立つ場合も多い。
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- 就学時健診を考える 小笠毅
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