尋覚
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尋覚(じんかく、弘安5年(1282年)-文保2年8月15日(1318年9月10日))は、鎌倉時代後期の僧。興福寺大乗院門跡。父は一条家経。兄弟に一条内実・一条冬実・厳家・道済・慈済・照済らがいた。法務大僧正。知恵光院と号した。
大乗院慈信の法嗣となる。嘉元2年(1304年)12月、徳治3年(1308年)10月、正和4年(1315年)2月の3度、興福寺別当に任ぜられた。大僧正であって文保元年(1317年)12月には牛車を許された。文保2年(1318年)8月15日(16日説、27日説もある)入寂。享年37歳だった。
[編集] 参考文献
- 安田元久編『鎌倉・室町人名事典』新人物往来社、1985年。