契約更改
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契約更改(けいやくこうかい)は、プロスポーツ選手のチームや企業などとの所属契約が一定期間経過して切れる時に、改めて所属先と契約を交わすことをいう。一般にプロ野球に関して用いられる言葉である。
[編集] 日本のプロ野球の場合
- 提示された金額に納得がいかず、その金額を保留する選手もよく見受けられる。2回目以降の交渉になると、保留した金額より若干上積みされていることが多いと言う。また、これを巡って選手が法的措置に乗り出す例もあるなど、プロ野球選手は年俸に関してシビアな選手が多いのが現状である。近年は保留する理由として、交渉時の球団関係者の態度に問題があったとして保留した選手もいる。過去にこんな実例もあった。
- プロ野球では長らく代理人を伴って(または代理人単独で)の交渉が認められていなかったが、現在は認められている。しかし読売ジャイアンツだけはそれを認めてこなかったことから、エースの上原浩治が公に球団を批判したことがある。これによって巨人も代理人交渉を認めた。
- 契約更改ができない場合、2月以降の春季キャンプには自費で参加することが強いられる。契約更改が最終的にできない場合は年俸調停委員会に調停を申請することになる(参稼報酬調停)。委員会で決定された条件からさらに変更することができず、契約しなかったら、その選手は任意引退扱いとなる。