大宮龍男

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基本情報
大宮龍男
国籍	日本
出身地	愛知県岡崎市
生年月日	1954年 6月19日（54歳）
身長体重	178cm 84kg
選手情報
投球・打席	右投右打
守備位置	捕手
プロ入り	1976年ドラフト4位
初出場	1977年4月3日クラウン戦（平和台）
最終出場	1992年10月3日日本ハム戦（西武）
経歴
享栄高等学校駒澤大学日本ハムファイターズ（1977 - 1987）中日ドラゴンズ（1988 - 1989）西武ライオンズ（1990 - 1992）
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大宮龍男 （おおみやたつお、1954年 6月19日 - ）は、日本ハムファイターズ、中日ドラゴンズ、西武ライオンズに所属したプロ野球選手。ポジションは捕手。所属3球団すべてでリーグ優勝を経験した。

[編集] 来歴・人物

享栄高校、駒澤大学を経て1977年ドラフト4位で日本ハムファイターズに入団。入団5年目の1981年、広島カープより移籍してきた江夏豊より、大沢啓二監督の『（大宮を）一人前にして欲しい』という申し出により徹底的にリード、配球面で鍛えられ、加藤俊夫から正捕手の座を奪い、1981年のリーグ優勝に貢献する。1980年 7月29日、南海ホークス戦でサイクルヒットを達成、 1982年にはゴールデングラブ賞を獲得する。

しかし、田村藤夫の台頭で出番が減少し、1987年オフに大島康徳・曽田康二との交換トレードで田中富生と共に地元中日ドラゴンズに移籍した。2年後の1989年オフには、広橋公寿・小川宗直との交換トレードで宮下昌己と共に西武ライオンズに移籍。西武では伊東勤の刺激剤としての役割を果たし、1992年限りで引退。

その後は西武、日本ハムのコーチを経て日本ハムのフロントに入り、2006年より東京中日スポーツ評論家、2007年より北海道放送解説者も務める。

[編集] エピソード

強面で短気でなおかつ気が強い。
駒澤大学時代、現中日ドラゴンズバッテリーチーフコーチの森繁和とバッテリーを組んでいたが、お互いに気が強くて相手のサインに首を振ってばかりいたので、業を煮やした太田誠監督がベンチから投球に対するサインを出していたという。
江夏豊とは私生活までつき合い、正捕手となった。
日本ハム時代は、ロッテオリオンズのレロン・リーや西武のスティーブ・オンティベロスなど外国人選手とトラブルを起こすことが多かった。特にリーはストライク、ボールの判定で口論になった後で大宮が抵抗出来ないほどのサンドバッグ状態でぼこぼこに殴られたシーンが珍プレーの題材になった。
日本ハム時代の大沢啓二監督や、中日時代の星野仙一監督といった指導者とすらやり合ったことがある。
中日時代は唯一落合博満にヤジを飛ばせる存在であったという。
駒澤大学・日本ハム通じての後輩である広瀬哲朗は、著書で「大宮さんだけは本当に怖い」と書いている。
西武在籍時、ゴルフコンペで高級マウンテンバイクをもらったものの持ち運び手段がなく、後日所沢の西武ライオンズ球団事務所から自宅まで約40kmをそのマウンテンバイクに乗って帰ったことがある。
プロレスラーの天龍源一郎とは現役時代から親交がある。
北海道放送の解説者に就任してからは自身が担当する試合における日本ハムの勝率が高い。2007年8月8日のラジオ番組「ファイターズDEナイト!」ではそれを自慢し、この日のCS中継解説を担当した岩本勉の電話に対し「岩本ガンのやつ!文句があるなら直接俺にかけてこい!」と挑発した。直後に岩本は言われた通り電話をかけたが、「放送中だ!」と無視。その後も岩本とはお互いをライバル視し合っている（というよりは完全に意地の張り合いである）。

[編集] 背番号

27 （1977年～1987年）
38 （1988年～1989年）
22 （1990年～1992年）
83 （1993年～1994年）
85 （1996年～1999年）

[編集] 年度別打撃成績

年度	球団	背番号	試合	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四死球	三振	併殺打	打率
1977	日本ハム	27	40	60	5	10	1	1	2	19	11	0	0	2	0	2	13	1	.167
1978			51	84	5	22	2	1	1	29	12	4	0	1	0	4	12	5	.262
1979			75	168	21	46	6	0	5	67	14	12	3	1	0	10	21	1	.274
1980			71	135	19	34	5	1	1	44	11	5	3	4	0	21	21	5	.252
1981			113	358	51	89	9	3	15	149	53	13	4	11	3	32	40	11	.249（33）
1982			112	361	48	93	26	6	16	179	67	7	7	9	4	33	41	16	.258（26）
1983			123	369	45	85	13	1	8	124	34	11	7	11	1	36	54	5	.230（33）
1984			106	289	37	73	15	2	7	113	31	11	5	7	0	24	26	6	.253
1985			74	156	12	41	7	1	1	53	16	1	1	0	3	14	12	10	.263
1986			39	57	4	11	1	1	2	20	7	1	0	0	0	1	8	2	.193
1987			57	98	14	28	3	0	2	37	10	2	0	1	0	10	15	2	.286
1988	中日	38	57	81	7	14	1	0	2	21	5	2	0	1	1	8	19	2	.173
1989	中日	38	31	40	2	9	1	0	1	13	3	0	0	1	0	1	7	2	.225
1990	西武	22	33	62	5	12	3	0	0	15	6	1	0	2	2	8	16	3	.194
1991			25	21	0	2	0	0	0	2	2	0	0	0	0	2	4	0	.095
1992			27	21	1	4	0	0	0	4	2	0	0	0	0	4	8	2	.190
通算成績			1034	2360	276	573	93	17	63	889	284	70	30	51	14	210	317	73	.243

[編集] 年度別守備成績

年度	試合	企図数	許盗塁	盗塁刺	阻止率
1977	27	13	10	3	.231
1978	42	50	35	15	.300
1979	46	27	14	13	.481
1980	40	26	13	13	.500
1981	112	98	69	29	.296
1982	110	116	77	39	.336
1983	122	130	87	43	.331
1984	92	83	56	27	.325
1985	39	38	24	14	.368
1986	4	1	1	0	.000
1987	9	3	2	1	.333
1988	42	17	9	8	.471
1989	26	7	5	2	.286
1990	32	10	7	3	.300
1991	24	14	9	5	.357
1992	26	13	11	2	.154
通算	793	646	429	217	.336

[編集] タイトル・表彰・記録

この年大宮の打撃成績は135打数34安打。三塁打と本塁打は1本ずつしか出ていない。それをサイクルヒットに結びつけたのは驚異的な幸運と言える

初出場　1977年4月3日クラウン戦（平和台）
初安打・初打点　1977年5月1日ロッテ戦（後楽園）　成重から適時打
初本塁打　1977年5月2日ロッテ戦（後楽園）　水谷から

[編集] 関連項目

日本ハムファイターズ（現・北海道日本ハムファイターズ） 1976年ドラフト指名選手
1位：黒田真二 / 2位：藤沢公也 / 3位：末次秀樹 / 4位：大宮龍男 / 5位：柿田登 / 6位：下田充利

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