国際民間航空機関
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国際民間航空機関(こくさいみんかんこうくうきかん、ICAO、International Civil Aviation Organization)とは、国連の経済社会理事会の専門機関の一つ。本部はカナダのモントリオールにある。ICAOは「イカオ」(もしくは「アイカオ」)と読む。
第二次世界大戦における民間機の発展に伴って締結された、1944年の国際民間航空条約(通称シカゴ条約)に基づき、1947年4月4日に発足した。国際民間航空に関する原則と技術を開発・制定し、その健全な発達を目的とする。日本は1953年に、シカゴ条約を批准するとともに、ICAOへと加盟した。
総会、理事会、事務局と、補助機関となる複数の委員会から構成される。総会は毎年開催されていたが、1954年の法改正より3年ごととなった。理事会の任期は3年で、33ヶ国で構成されている。日本は1956年以降、理事国の一つとして活動を続けている。委員会では国際民間航空における航空管制、不法干渉の防止、越境方法に関する標準と推奨する方法を審議する。
加えて、ICAOはシカゴ条約を批准する各国の運輸安全当局の準拠となる、航空機事故調査に関する条約を定めている。1997年の時点で加盟国は185ヶ国。
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[編集] ICAO標準航空英語試験
2008年3月以降、操縦士や管制官は更新が3年ごとの同試験Level4の取得が必要となった。
また、「Take-off」は離陸許可を出すときのみ使うなど、安全な管制のためのマニュアルがある。[1]