嘉治隆一
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
嘉治 隆一（かじ りゅういち、1896年8月3日 - 1978年5月19日）は、政治評論家。兵庫県生まれ。東京帝国大学法学部卒、満鉄東亜経済調査局勤務ののち、東京朝日新聞社に入社、1945年論説主幹、1947年出版局長。その後、獨協大学講師、文部省大学設置審議会委員、東京市政調査会評議員などを歴任。『心』生成会委員も務め文化人との交遊も広かった。中江兆民・田口卯吉などの研究でも知られる。息子は東大教授・経済学者の嘉治元郎。
[編集] 著書
- マルクスとエンゲルス 後藤信夫共著 弘文堂書房 1925
- 近代ロシア社会史研究 編著 同人社 1925
- 東方問題論 東宛書房 1939
- 東邦研究 オリオン社 1940
- 建国より現代までソ連の経済 誠文堂新光社 1941
- 南窓記 昭林社 1942
- 歴史を創る人々 大八洲出版 1948
- 五月の旅 慶友社 1953
- 明治の社会問題 慶友社 1955
- 中江兆民 国土社 1956（少年伝記文庫）
- 緒方竹虎 時事通信社 1962
- 沖縄あれから二十年 編 時事通信社・新書 1966
- 人物万華鏡 朝日新聞社 1967
- 沖縄・台湾日記 時事通信社・新書 1968
- 人と心と旅 人物万華鏡後篇 朝日新聞社 1973
- 明治以後の五大記者 兆民・鼎軒・雪嶺・如是閑・竹虎 朝日新聞社 1973
[編集] 翻訳
- 修正派社會主義論 / ベルンシュタイン[他]. -- 聚英閣, 1920.10. -- （新人會叢書 ; 第2編）
- 独仏年誌鈔 / マルクス、エンゲルス[他]. -- 我等社, 昭和2. -- （我等叢書 ; 第3冊）
 |
この「嘉治隆一」は、人物に関する書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています（ウィキプロジェクト 人物伝）。 |
