吉田民人
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吉田民人(よしだ たみと、1931年 - )は社会学者。京都大学文学部社会学専攻卒業。同大学大学院博士課程中退。専門は理論社会学。日本学士院会員。第18期日本学術会議副会長。元日本社会学会会長。東京大学名誉教授。愛知県出身。
機能主義社会学を理論的に追求した。「情報」を社会科学的な研究対象とした先駆者の一人としても知られる。
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[編集] 学歴
1955年 京都大学文学部哲学科社会学専攻卒業
1957年 京都大学大学院文学研究科修士課程社会学専攻修了
[編集] 職歴
1964年 大阪大学教養学部助教授
1972年 京都大学教養学部助教授
1975年 東京大学文学部助教授
1980年 東京大学文学部教授(1989年 学部長)
1992年 中央大学文学部教授、東京大学名誉教授 1992年~1997年 慶應義塾大学文学部客員教授
[編集] 著書
[編集] 単著
- 『情報と自己組織性の理論』(東京大学出版会, 1990年)
- 『自己組織性の情報科学――エヴォルーショニストのウィーナー的自然観』(新曜社, 1990年)
- 『主体性と所有構造の理論』(東京大学出版会, 1991年)
[編集] 共著
- (加藤秀俊・竹内郁郎)『社会的コミュニケーション』(培風館, 1968年)
- (北川敏男・香山健一)『情報社会科学への道』(学習研究社, 1971年)
- (野中郁次郎・恩田彰・久野誠之・大坪檀・梅澤正・井原哲夫・田中真砂子)『創造する組織の研究』(講談社, 1989年)
[編集] 編著
- 『社会学』(日本評論社, 1978年)
- 『社会学の理論でとく現代のしくみ』(新曜社, 1991年)