千枚岩
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千枚岩(せんまいがん、phyllite)は、変成度が粘板岩と結晶片岩(片岩)との中間の変成岩(広域変成岩)。広域変成作用における変化度の最も低い変成岩で、微粒な再結晶は認められる。灰緑または灰褐色の絹糸光沢を有し、薄い葉片状にはげやすい。
泥質のものは泥質千枚岩(pelitic phyllite)、砂質ものは砂質千枚岩(psammitic phyllite)と呼ばれる。
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- 益富壽之助 『原色岩石図鑑 全改訂新版』 保育社、1987年、ISBN 4-586-30013-2。
- 豊遙秋・青木正博 『検索入門 鉱物・岩石』 保育社、1996年、ISBN 4-586-31040-5。
[編集] 外部リンク
- 千枚岩(地質標本館)