別府市民球場
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別府市民球場(べっぷしみんきゅうじょう)は2007年10月に大分県別府市実相寺中央公園に竣工した野球場である。
[編集] 概要
別府市には過去に青山町に別府球場(1931年竣工)があったが、施設老朽化などを理由に2001年に閉鎖された。この施設の跡地は、2008年のチャレンジ!おおいた国体の会場の一つとして使用される予定の別府市総合体育館(べっぷアリーナ)として再開発され、2005年に完成した。
それに代わる野球場の施設として、実相寺中央公園に別府市民球場を建設。2007年の全日本軟式野球大会(天皇杯)の会場の一つとしての開催がこけら落としとなり、2008年には国体の軟式野球会場として使われる。
球場は阪神甲子園球場の設計を参考に、内野は土・外野は天然芝のグラウンドとして設計され、ファールゾーンも甲子園の幅とほぼ同じようにセッティングされた。
別府市出身の名投手稲尾和久にちなんで、愛称は「稲尾記念球場」とされ[1]、稲尾記念館も併設されている。開場式(2007年10月)には稲尾本人が訪れマウンドの感触を確かめていたが、同年11月に没した。
[編集] 脚注
- ^ 名球会戦士 鉄腕しのぶ 別府の新球場「稲尾記念球場」に - 西日本新聞、2007年11月19日