内山節
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
内山節(うちやま たかし、男性、1950年-)は哲学者。立教大学大学院教授、NPO法人森づくりフォーラム代表理事など。専門は存在論、労働論、自然哲学、時間論など。東京都世田谷区出身。最終学歴は、東京都立新宿高等学校卒業。
長らく、大学の職につかず、在野の哲学者として活動していた哲学する人で知られている。現在でも、東京と群馬県上野村との往復生活を続けている。上野村では畑を耕し、森を歩きながら暮らしている。
目次 |
[編集] 略歴
- 1970年代-渓流釣りなどの縁から上野村に住むようになる
- 2001年-NPO法人森づくりフォーラム 理事
- 2004年-立教大学大学院 異文化コミュニケーション研究科 異文化コミュニケーション専攻 教授(特別任用教員)
[編集] 著作
[編集] 単著
- 労働過程論ノート(田畑書店 1976年・増補版 1984年)
- 存在からの哲学(毎日新聞社 1980年)
- 山里の釣りから(日本経済評論社 1980年・岩波書店 1995年)
- 戦後日本の労働過程(三一書房 1982年)
- 労働の哲学(田畑書店 1982年)
- フランスへのエッセー(三一書房 1983年)
- 哲学の冒険(毎日新聞社 1985年・平凡社 1999年)
- 自然と労働(農山漁村文化協会 1986年)
- 自然と人間の哲学(岩波書店 1988年)
- 情景のなかの労働(有斐閣 1988年)
- 自然・労働・協同社会の理論(農山漁村文化協会 1989年)
- 続・哲学の冒険(毎日新聞社 1990年)
- 山里紀行(日本経済評論社 1990年)
- 戦後思想の旅から(有斐閣 1992年)
- やませみの鳴く谷(岩波書店 1992年)
- 時間についての十二章(岩波書店 1993年)
- 森にかよう道(新潮社 1994年)
- 森の旅(日本経済評論社 1996年)
- 子どもたちの時間(岩波書店 1996年)
- 貨幣の思想史(新潮社 1997年)
- 自由論(岩波書店 1998年)
- 里の在処(新潮社 2001年)
- 森の列島に暮らす(コモンズ 2001年)
- 「里」という思想(新潮社 2005年)
- 「創造的である」ということ<上>農の営みから(農山漁村文化協会 2006年)
- 「創造的である」ということ<下>地域の作法から(農山漁村文化協会 2006年)
- 戦争という仕事(信濃毎日新聞社 2006年)
[編集] 共編著
- やまめ物語(現代書館 1986年)
- <森林社会学>宣言(有斐閣 1989年)
- 思想と労働(農山漁村文化協会 1997年)
- 往復書簡思想としての労働(農山漁村文化協会 1997年)
- ローカルな思想を創る(農山漁村文化協会 1998年)
- 市場経済を組み替える(農山漁村文化協会 1999年)
- 山里のごちそう話(ふきのとう書房 2003年)
- まちづくりは面白い(ふきのとう書房 2003年)
- 地域の遺伝子をみがく(蒼天社出版 2004年)