八木誠一
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八木誠一(やぎ せいいち、1932年 - )は、日本の神学者。
横浜市生まれ。実家は無教会系のクリスチャンホーム。
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[編集] 専攻
- 新約聖書学、宗教哲学。
[編集] 略歴
東京大学とゲッティンゲン大学(西ドイツ、当時)で学ぶ。その後、関東学院大学(専任)、東京工業大学(専任)、国際基督教大学(非常勤)、東京大学(非常勤)、四国学院大学(非常勤)、ベルン大学(スイス、客員教授)、ハンブルク大学(ドイツ、客員教授)、桐蔭横浜大学(専任)などで教鞭をとる。2005年現在、桐蔭横浜大学客員教授、日本基督教学会理事長、東西宗教交流学会会長。
[編集] 学位
文学博士(九州大学)、名誉神学博士(ベルン大学)。
[編集] 研究分野
新約聖書学から出発し、仏教との対話を媒介とし、キリスト教と仏教の交点に立って、宗教の本質を探る。
[編集] 主著
- 新約思想の成立(新教出版社、1963)
- イエス(清水書院、1968)
- 仏教とキリスト教の接点(法藏館、1975)
- パウロ・親鸞*イエス・禅(法藏館、1983)
- 宗教と言語・宗教の言語(日本キリスト教団出版局、1995)
- 宗教とは何か ―現代思想から宗教へ― (法藏館、1998)
- 新約思想の構造(岩波書店、2002)
- ふくろうのつぶやき ―思想のショート・ショート― (久美出版、2005)