光岡・ラセード
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光岡・ラセード(Le-Seyde)とは、光岡自動車が発売していたクラシック風クーペのこと。名前の由来は、「第二の人生・飽くなき夢を追い求め、自由を味わいながら長い人生を楽しむ」という意味合いのライフ・セカンド・ドリーム(Life Second Dream)という造語から来ている。
※注:この自動車の一般的な表記は「ラ・セード」だが、スタイルマニュアルに従って、記事名を「ラセード」とし、文中の表記も「ラセード」で統一する。
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[編集] 概要
初代・2代目とも日産・シルビア(S14系は除く)をベースとした2ドアのクラシカルクーペである。1930年代の「メルセデス・ベンツ Kシリーズ」がモデル。あまりにも特徴的なスタイリングで、シルビアの面影はサイド以外ほとんど残っていない。
クラシカルなデザインだが現代車としてふさわしい性能を持ち合わせ、さらにシルビアをベースとしているため、メンテナンスが容易という点が最大のポイント。メッキパーツを除いては、部品はかなり流通している。
だが、車体が大型でホイールベースも長いため機動性に欠ける(最小回転半径6.3メートル)上、ロングノーズのため視界が悪いことから、運転するにはかなりの「慣れ」が必要な車である。
ちなみに、左右についているタイヤカバーと、6本のエキゾーストパイプはどちらもダミーで、中にはバッテリーなどが入っている。また、フロントについている4本のラッパ状のクラクションは本物で、ちゃんと作動する。
[編集] 歴史
[編集] 初代
S13型シルビアをベースに、ホイールベースを延長。さらにFRP製の専用ボディを装備した。だが、内装はロゴがあることを除いて、ほとんどシルビアのままである。エンジンはCA18DE型(直列4気筒DOHC)をFRレイアウトで搭載。スペックに変更は無し。トランスミッションは4速AT。
1990年に限定500台で発売したが、発売直後から大きな話題となり、わずか4日で完売した。
[編集] 2代目
S15型シルビアをベースに開発された。デザインは初代の意匠を受け継いでいる。初代同様、内装はほとんどシルビアのまま。エンジンはSR20DE型(直列4気筒DOHC)をFRレイアウトで搭載。トランスミッションは4速AT。
2000年に限定100台で発売され、2004年に発売された本革シート特別限定仕様車をもって、ラセードの生産を終了した。
また、第35回東京モーターショーに、ラセードのコンバーチブルモデルが参考出展されたが、結局発売までには至らなかった。