京都国立博物館
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情報 | ||||
正式名称 | ||||
愛称 | ||||
前身 | 帝国京都博物館 京都帝室博物館 恩賜京都博物館 |
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専門分野 | 京都文化 | |||
事業主体 | ||||
管理運営 | 独立行政法人国立文化財機構 | |||
年運営費 | {{{年運営費}}} | |||
延床面積 | 25,275㎡ | |||
研究職員 | {{{研究職員}}} | |||
開館 | 1897年(明治30年)5月 | |||
閉館 | {{{閉館}}} | |||
所在地 | 〒605-0931 京都府京都市東山区茶屋町527 |
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電話 | 075-525-2473 |
京都国立博物館(きょうとこくりつはくぶつかん)は、独立行政法人国立文化財機構が運営する博物館。1897年(明治30年)5月に開館した。
主に平安時代から江戸時代にかけての京都の文化を中心とした文化財を、収集・保管・展示している。ほかに特別展が1年に2~3回行われている。
展示館は宮内省内匠寮技師片山東熊(かたやまとうくま)設計の本館(特別展示館)と京都大学名誉教授森田慶一設計の新館(平常展示館)がある。 所蔵品には国宝27件、重要文化財181件(2006年3月現在)が含まれる。また建物自体も、本館、表門(正門)、同札売場及び袖塀が1969年(昭和44年)、「旧帝国京都博物館」として国の重要文化財に指定されており、技術資料参考館(旧恩賜京都博物館陳列品収納用倉庫)が2008年(平成20年)、国の登録有形文化財に登録されている。
現在の平常展示館の解体(平成20年12月予定)と、平常展示機能を持つ百年記念館(仮称、谷口吉生設計、着工予定平成21年1月31日、竣工予定平成25年3月31日)および南門ミュージアムショップ(仮称、谷口吉生設計、着工予定平成20年7月1日、竣工予定平成21年1月31日)の建設計画が進行中である。
また、平常展示館の解体と百年記念館(仮称)の建設工事に関連し、平常展示を平成20年12月7日をもって中止し、以後、本館(特別展示館)での特別展の開催期間を除き休館する事が決定している(特別展は従来同様に継続される)。
目次 |
[編集] 施設
- 特別展示館(旧・本館) - (片山東熊設計、1895年竣工、重要文化財)
- 平常展示館 - (森田慶一設計、1966年竣工)
- 正門 - (片山東熊設計、1895年竣工、重要文化財)
- 南門 - (谷口吉生設計、2001年竣工)
- 事務庁舎
- 資料棟
- 管理棟
- 文化財保存修理所
- 技術資料参考館 - (1930年竣工、登録有形文化財)
- 東収蔵庫
- 北収蔵庫
- 茶室「堪庵」
[編集] 国宝一覧
独立行政法人国立文化財機構所有、京都国立博物館保管の国宝は以下のとおりである。
- 絹本著色山越阿弥陀図
- 絹本著色山水屏風 六曲屏風
- 絹本著色釈迦金棺出現図
- 絹本著色十二天像
- 紙本著色餓鬼草紙
- 紙本著色病草紙
- 紙本墨画淡彩天橋立図 雪舟筆
- 紙本墨画蓮池水禽図 俵屋宗達筆
- 白描絵料紙墨書金光明経 巻第三
- 古神宝類(阿須賀神社伝来)
- 太刀 銘安家
- 太刀 銘則国
- 芦手絵和漢朗詠抄 藤原伊行筆
- 一品経懐紙(西行、寂蓮等十四枚)
- 金剛般若経開題残巻 弘法大師筆 (六十三行)
- 古今和歌集 巻第十二残巻(本阿弥切本)
- 稿本北山抄 巻第十
- 手鑑「藻塩草」(二百四十一葉)
- 浄名玄論
- 新撰類林抄 巻第四残巻
- 世説新書 巻第六残巻
- 千手千眼陀羅尼経残巻(天平十三年七月十五日玄昉願経)
- 日本書紀 巻第二十二、第二十四
- 日本書紀神代 巻上下 (吉田本)
- 万葉集 巻第九(藍紙本)
- 明恵上人歌集 高信筆
- 藤原忠通筆書状案
[編集] 交通アクセス
(烏丸口D1、D2のりばから)市バス100,206,208号系統「博物館・三十三間堂前」下車、徒歩すぐ (八条口のりばから)プリンセスラインバス「東山七条」下車、徒歩1分