中西清起

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中西 清起 阪神タイガース No.71
基本情報
国籍	日本
出身地	高知県宿毛市
生年月日	1962年4月26日（46歳）
身長 体重	180cm 90kg
選手情報
投球・打席	右投右打
守備位置	投手
プロ入り	1983年 1位
初出場	1984年6月3日
最終出場	1996年10月9日
経歴
高知商業高校 リッカー 阪神タイガース（1984 - 1996）
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中西 清起（なかにし きよおき、1962年4月26日 - ）は、高知県宿毛市出身の元プロ野球選手（投手）、野球解説者、投手コーチ。右投右打。現役時の背番号は19。得意球種はシュート、パーム。

ニックネームは「球道」。水島新司の漫画「球道くん」にちなんで「球道くん」と呼ばれた（漫画の中西球道の由来は中西太らしい）。

目次 1 来歴・人物 2 年度別投手成績 3 タイトル・表彰 3.1 記録 4 背番号 5 関連項目

[編集] 来歴・人物

高知商業では1年夏、2・3年春、3年夏の4期出場。1年夏は控え投手として、2年までは外野手と投手の兼任で出場。3年春の選抜ではエースとして決勝で伊東昭光がエースの帝京高校と対戦し優勝。社会人野球のリッカーを経て1983年、阪神タイガースにドラフト1位で入団。小林繁がつけていた19番を与えられた。1年目からリリーフ投手として活躍し、2年目の1985年には11勝19セーブの好成績を挙げてリーグ優勝に大きく貢献、優勝を決めた10月16日のヤクルト戦では抑えの切り札としてヤクルト打線を完璧に抑え、最後の打者角富士夫をピッチャーゴロでアウトにすると悲願の胴上げ投手になり、最優秀救援投手のタイトルを獲得。1989年には先発・リリーフの兼任で10勝5セーブを記録。1990年には開幕投手として完封勝利を収めた。

ひょうきんな性格であり、若手時代には泥酔して門限を破り虎風荘の塀から進入しようとして下に置いてあったビールケースに顔面から落ちたなど大酒飲みとしても知られる。この事故は今でこそ笑い話ではあるものの、当時はドラフト1位選手が泥酔事故で選手生命を絶つことになったらさすがにまずいということで徹底的に隠蔽され、病気で入院したとマスコミに発表された。1996年に引退し、2003年まで朝日放送・日刊スポーツの解説者を務めた。岡田彰布監督が就任した2004年から8年ぶりに投手コーチとして阪神に復帰し、現在に至る。高知商の後輩である藤川球児の指導にもあたり、2004年に彼が中継ぎに転向する事になったのも、中西の助言がきっかけとされている。

中西・平田勝男・木戸克彦の3人で「NHKトリオ」とよばれていた。

[編集] 年度別投手成績

年度	登板	完投	完封	勝利	敗戦	ｾｰﾌﾞ	勝率	打者	投球回	被安	被本	与四	与死	奪三	失点	自責	防御率
1984	33	0	0	1	6	0	.143	304	67 1/3	79	10	31	0	50	44	40	5.35
1985	63	0	0	11	3	19	.786	445	107 2/3	92	10	31	4	83	38	32	2.67
1986	61	0	0	8	9	5	.471	387	95	86	9	20	3	73	38	31	2.94
1987	61	0	0	6	8	14	.429	439	103 2/3	105	15	29	5	56	52	45	3.91
1988	46	1	0	8	9	15	.471	391	91	91	10	26	6	54	49	45	4.45
1989	34	7	3	10	10	5	.500	608	139 2/3	156	14	36	7	74	67	62	4.00
1990	17	4	2	5	6	0	.455	405	89 2/3	117	10	25	4	50	52	49	4.92
1991	16	0	0	2	4	0	.333	236	50 1/3	70	3	13	2	18	47	42	7.51
1992	31	0	0	2	5	3	.286	188	39 2/3	46	5	18	4	32	24	21	4.76
1993	33	0	0	3	3	11	.500	357	82	103	6	12	5	54	37	33	3.62
1994	46	0	0	3	9	3	.250	335	79	79	3	22	3	57	32	29	3.30
1995	33	0	0	4	2	0	.667	170	38	48	6	12	1	29	28	28	6.63
1996	3	0	0	0	0	0	.000	16	3 2/3	5	2	0	0	3	4	4	9.82
通算	477	12	5	63	74	75	.460	4281	986 2/3	1077	103	275	44	633	512	461	4.21

[編集] タイトル・表彰

• 最優秀救援投手1回（1985年）

[編集] 記録

• 初登板　1984年6月3日対大洋戦（甲子園）　5-13　6回より登板　1/3回4失点　被安打3　奪三振0　四死球1
• 初勝利　1984年6月30日対巨人戦（後楽園）　4-2　先発し5回2失点　被安打4　奪三振4　四死球1
• 初セーブ　1985年4月17日対巨人戦（甲子園）　6-5　9回より登板　1回無失点　被安打0　奪三振2　四死球0
• 初完投　1988年10月8日対ヤクルト戦（甲子園）　2-1　被安打5　奪三振4　四死球3
• 初完封　1989年6月27日対中日戦（ナゴヤ）　1-0　被安打4　奪三振8　四死球1

[編集] 背番号

• 19（1984年～1996年）
• 71（2004年～）

[編集] 関連項目

• 高知県出身の人物一覧
• 阪神タイガースの選手一覧
• 近未來通信 - 広告に出演

先代: 山本和行

セ・リーグ最優秀救援投手 1985年

次代: 斉藤明夫

阪神タイガース 1983年ドラフト指名選手
1位：中西清起 / 2位：池田親興 / 3位：仲田幸司 / 4位：川原新治 / 5位：吉川弘幸 / 6位：岩切英司