世界一周飛行
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世界一周飛行(せかいいっしゅうひこう)とは、航空機によって世界を一周する飛行のことである。
「世界一周」は対象になる物事により定義が異なるが、この場合の定義は、「全子午線を横切り同一地点に戻って来るもの」であると思われる。最近はこれに「その行程が3万km以上のもの」が加わっているかもしれない(南極点・北極点の近くを一回りするだけでも一周と解釈できるため)。
以下はその主な記録である(特に断りのないものは通常の飛行機によるものである)。
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[編集] 飛行船による初の世界一周飛行
1927年8月8日~8月29日
飛行船LZ 127 グラーフツェッペリン(LZ127 Graf Zeppelin)による。
公式な飛行経路はレイクハースト(Lakehurst)(アメリカ、ニュージャージー州)-フリードリヒスハーフェン(ドイツ)-東京-ロサンゼルス-レイクハースト。
飛行距離:32,790km、実飛行時間:288時間11分、総時間:21日7時間33分。
実際の全行程は、フリードリヒスハーフェンから出発し上記飛行をした後フリードリヒスハーフェンに戻るものであり、その全飛行距離は49,618kmであった。
[編集] 飛行艇による初の世界一周飛行
1932年7月21日~11月10日
ウォルフガング・フォングロナウら4人がドルニエ・ワール飛行艇で111日をかけて行う。
出発/帰着地:ドイツ
[編集] 初の単独世界一周飛行
1933年7月14日~7月22日
ウィリー・ポストがロッキード ヴェガで行った。
飛行経路:ニューヨーク-ベルリン-モスクワ-イルクーツク-アラスカ-ニューヨーク
飛行距離:25,100km、総時間:7日間19時間。
[編集] 初の無着陸世界一周飛行
1949年2月26日~3月2日
米空軍 第43爆撃飛行隊のB-50"Lucky Lady II"により行われた。
出発/帰着地:アメリカのアリゾナ州ツーソンのデイヴィスモンサン空軍基地
飛行距離37,742km、飛行時間:94時間1分。
[編集] ヘリコプターによる初の単独世界一周飛行
1983年7月22日
ディック・スミス(Dick Smith)による。
[編集] 初の無着陸無給油世界一周飛行
詳細はルータン ボイジャーを参照
1986年12月14日~12月23日
ジーナ・イェーガーとディック・ルータンがボイジャーにより行った。
同機は機体の前後にエンジンとプロペラを持つもので、バート・ルータンが設計した。
出発/帰着地:アメリカのエドワーズ空軍基地
飛行距離:40,244km、飛行時間:9日4分。
[編集] 気球による初の無着陸世界一周飛行
1999年3月13日~3月20日
ブライアン・ジョーンズ(Brian Jones) (ローリング・ストーンズの元メンバー、ブライアン・ジョーンズとは別人) による。
飛行距離:40,879km、飛行時間:19日21時間55分。
[編集] 熱気球による初の単独無着陸世界一周
[編集] 初の無着陸無給油単独世界一周飛行
2005年2月28日~3月3日
スティーブ・フォセットがヴァージン・アトランティック・グローバルフライヤーにより行う。
同機は単発のジェット機でバート・ルータンが設計した。