ヴォジャノーイ
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ヴォジャノーイ (Vodianoi) は、東欧に伝わる妖精。
ウンディーネと同じく水の精である。ルサルカの夫とされる。 水が支配されることを嫌い、水車や水門を壊して洪水を起こすと考えられている。 泳いでいる人間がいると水へと引き込み食べてしまう。 姿はひげを生やしたカエルのような姿をしているといわれるが、このほかにも緑色の髪の老人、巨人、ボルゾイ、海老、丸太など諸説あり、さらには水車や水門そのものとして描かれることもある。 ヴォジャノーイは、月の満ち欠けとともに老いたり若返ったりするともいわれ、満月の日にその力は最高潮に達し、非常に危険な存在となるという。